UFC304:第8試合・モリー・マッキャン vs. ブルーナ・ブラジル

女子ストロー級

地元イギリスのマッキャン。ボクシング・空手・キックばバックボーンのストライカーで、勝った試合では4試合連続ボーナスを獲得している。しかし直近の2敗はいずれも一本負けで、寝技には穴もある。前戦はフライからストローに落としての初戦で、ディアナ・ベルビタ相手に1R残り2秒で腕十字を極め、キャリア初の一本勝ち。メインカードに登場するピンブレットとは同門にして親友。ピンブレット同様、地元人気が高い選手。UFC7勝5敗の34歳。

ブラジル(Brazil)出身のブラジル(Brasil)。昨年4月にUFCデビューし、ここまで1勝2敗。キック南米王者だが、前戦はアマチュアムエタイ世界王者のルックブンミー相手に、スタンドで手が出ず判定負け。ファインティング・ナード所属で、カイオ・ボハーリョやジェアン・シウバの同門。30歳。

詰めたマッキャンにブラジルがカーフキック。さらに詰める。左右のパンチを打ち込む。マッキャン左右のパンチでさらに飛び込むがかわしたブラジル。ローの蹴り合いでブラジルの膝がローブローとなりタイムストップ。再開。詰めるマッキャン。ブラジルカウンターのテンカオを腹にヒット。圧をかけるマッキャンに右ミドル。腹にヒット。ケージ際をサークリングするブラジル。右で飛び込もうとしたマッキャンにカウンターのテンカオが腹に刺さり、マッキャン嫌倒れ。立たせるブラジル。また右ミドルがヒット。明らかに効いている様子を見せるマッキャンだが続行。ブラジル距離を詰めると組んで腹にヒザの連打。マッキャン組んでテイクダウン狙い。ケージでこらえながらヒザを入れるブラジル。一本背負いを狙ったマッキャンだが、ブラジルバックに回りハーフバック。マッキャン下になりハーフガード。ブラジルが離れようとするところで足をキャッチして魂のテイクダウン。ボディロックでホールドするがブラジル立った。マッキャン話さず投げを狙うが、また腹にヒザをもらう。投げを狙うが下になるマッキャン。ホーン。

1Rブラジル。

2R。パンチで出るマッキャン。ブラジル下がりながらミドル。ケージを背負ったところにタックルに入ったマッキャン。シングルレッグ。倒せず組み直す。ボディロックからテイクダウン狙い。ケージで耐えるブラジル。腹にヒザ。マッキャン肩パンチ。タックルに。抱え上げてテイクダウン。パウンドを入れるが、ブラジルの足で阻まれると立たれる。間合いを詰めるマッキャン。パンチから組み付いた。ケージに押し込んだが、また腹にヒザをもらう。それでもボディロックからテイクダウン狙い。逆に内股で投げたブラジル。マッキャンのガード。残り1分。ブラジルは体を起こさずパウンド。立ち上がったブラジル。足で阻むマッキャン。離れて立たせた。マッキャンのバックスピンキックに合わせて飛び込み右をヒット。スリップ気味に倒れたマッキャン。ブラジル上の体勢でホーン。

2Rは微妙だったが、残り1分上になっていたブラジルのラウンドか。

3R。すぐ詰めるマッキャン。ブラジルケージを背負うと腹にヒザを入れる。離れた。ガードを固めながら出るマッキャン。ボディロックからテイクダウンを狙ったが、投げたブラジルが上に。バックに回る。ハーフバックの体勢。正対したマッキャンだが、ハーフでがっちり押さえ込まれている。離れて立ったブラジル。マッキャンパンチで出ていく。バックヒジ。左右のパンチを強振。ブラジルはヒザを入れる。マッキャンもヒザを返すが、キャッチしてテイクダウンしたブラジル。マッキャンは下から足で距離を作ろうとする。つぶしてきたブラジルに三角を狙うが、ブラジルは足をサバいてバックに回る。バックマウント。ケージを使って立つマッキャン。逆にバックに回ってチョーク。腕十字に移行したが、外され下になる。パウンドを入れるブラジル。残りわずかでブラジルがまたバックに回り、最後はカーフスライサーをかけたところでタイムアップ。

30-27×2、29-28でブラジル勝利。

KO負け寸前まで追い込まれたマッキャン、地元の大歓声を背によく凌いだが、逆転には至らず。

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