ストロー級暫定王座決定戦だったが、バラートが計量失敗したため、ブルックスが勝った場合のみ暫定王者となる。ブルックス1位、バラート3位。
前ストロー級王者ブルックス。ONE参戦以来3連勝でジョシュア・パシオを破りタイトルを獲得したが、ダイレクトリマッチではリフトした状態からONEでは反則となる頭から落とす投げ(ブルックスによれば、頭から落とすつもりではなかったが、バックを取られていたパシオがキムラを仕掛けていたために、力点が変わって頭から落ちてしまったとのこと)により反則負けでタイトルから陥落。パシオとの3連戦目が組まれる予定だったが、パシオが負傷により試合が行えないため、バラートとの暫定王座戦に。31歳。
バラートはキューバのレスリングオリンピアン。2012年のロンドン五輪にグレコローマンで出場すると、五輪後にMMA転向。ONEではフライ級で和田らに3連敗したが、ストロー級に落とすと澤田、元王者猿田、元王者アレックス・シウバ、箕輪に4連勝。しかし今年1月の日本大会での箕輪戦は、かなりハードのローブローがあり、頭から突っ込んでいくためにバッティングも多い。37歳。
蹴りを放ったバラートにブルックスタックル。テイクダウン。下からハーフネルソンに抱えるバラートだが外れた。ブルックス両足を束ねてパスを狙う。バラート瞬時に立って正対。首相撲の展開からブルックスが投げてテイクダウン。しかしスクランブルで上になったバラート。ブルックスのクローズドガード。密着したままパウンドを入れるバラート。下から蹴って離して立ったブルックス。バラート組みに行くが、倒したのはブルックス。バックに回り四の字バック。ブルックスチョーク。パームトゥパームで顎の上から絞めるが、決まらないと見て放した。逆の組みでチョーク。また顎の上。外したバラートだが、なおも四の字バックの体勢が続く。バックから鉄槌を入れるブルックス。さらにチョーク。顎の下に入った!タップアウト!