ミドル級。
隻眼ファイターシャラマゴ。ちゃんとしたコミッションがある場所では試合許可が降りないと言われ、ダナ・ホワイトが中東のみで試合を組むと明言しているが、今後もずっとそうなのか。前回は6月22日のサウジアラビア大会で、代役初参戦のアントニオ・トロコリに組みで劣勢な展開から、2R以降は打撃で攻勢となり3RKO勝ち。組みに穴があるままではタイトル戦線まで上がるのは厳しいと思われる。30歳。
オレクシェイチュクも6月に試合をしてからインターバル約2ヶ月での出場だが、こちらは前回KO負けで、今年に入ってから2試合連続秒殺KO負け。相手がランカークラスのミシェウ・ペレイラとケビン・ホランドなので仕方がない部分もある。UFC7勝6敗1NCで、7勝のうち6KO・6敗のうち5一本負けと、こちらも打撃が強く組みに穴がある。29歳。
下がりながらローを蹴るマゴメドフ。しかしマゴメドフの蹴りに合わせたオレクシェイチュクのパンチがヒット。バランスを崩して倒れたマゴメドフだがすぐ立つ。どんどん詰めるオレクシェイチュク。ケージを背負うマゴメドフ。テンカオ。左ボディを入れたオレクシェイチュク。ケージ際から逃さないオレクシェイチュク。下がりながらパンチを返すマゴメドフ。テンカオ・サイドキックを返すマゴメドフ。左ハイ。しかし受け止めたオレクシェイチュクが左を入れる。オレクシェイチュクのヒザに合わせて組み付いたマゴメドフだが、引き剥がしたマゴメドフ。マゴメドフバックブローからテンカオ。ハイはブロックしたオレクシェイチュク。間合いが近い。逃さないオレクシェイチュク。回り込んでパンチを入れる。右ボディを入れたマゴメドフ。ホーン。
1Rややマゴメドフ。
2R。すぐに圧をかけるオレクシェイチュク。下がりながらワンツーを入れたマゴメドフ。オレクシェイチュク組んでボディロック。引き剥がしたマゴメドフ。なおも詰めるオレクシェイチュクに右がヒット。前に出る圧が止まったオレクシェイチュク。マゴメドフ右ボディから左フック。オレクシェイチュクもボディを返して出る。打ち下ろしの右からハイキック。しかしキャッチしたオレクシェイチュク。倒すとバックについた。時間がない。チョークを狙うがワンハンドのみ。ホーン。
2Rマゴメドフ。
3R。すぐに詰めるオレクシェイチュクだが、マゴメドフは距離を取りながらサイドキック。ジャブ。オレクシェイチュクの左フックはブロック。詰めていくオレクシェイチュクだが、サークリングするマゴメドフを捕らえきれない。サイドキックを顔面に入れたマゴメドフ。首相撲からのヒザ連打から左ハイ。右ハイ。キャッチしたオレクシェイチュクがテイクダウン。すぐ立ったマゴメドフをまた倒そうとするが、ケージを使ってこらえたマゴメドフ。オレクシェイチュクタックル。シングルレッグでテイクダウン成功。下から殴るマゴメドフ。ヒジ。オレクシェイチュクもインサイドからパウンドを入れるが、フィニッシュが必要。マゴメドフ下からヒジ連打。タイムアップ。
30-27×2、29-28の3-0でマゴメドフがUFC3連勝。
次はランカーと見たいが、オレクシェイチュク相手にもテイクダウンを取られるなどスタンドレスリングには穴があるので、まずはストライカー対決が見たい。
試合後のインタビューでは、当初出場予定だったニック・ディアスと10月のアブダビ大会で戦いたいとアピール。階級が違うが…。