女子ストロー級。ダーン7位、ゴディネス10位。
柔術世界王者のダーンだが、現在上位ランカー相手に2連敗中。ジェシカ・アンドラージ戦は3連敗中のアンドラージにパンチでダウンを繰り返す展開で2RKO負け。前戦はタイトル挑戦後のアマンダ・レモスで、1Rはテイクダウンを奪い攻勢、2Rはパンチでダウンを喫し、3Rは前半打撃でレモス・後半グラウンドに持ち込んだダーンという展開で、僅差の判定負け。以前の寝技しかやらなかった頃に比べ、打撃の技術も向上してきてはいるが、やはりトップランカークラスのストライカーには分が悪い。31歳。
ゴディネスは昨年4試合で4連勝してランキング入りしたが、今年3月のビルナ・ジャンジロバ戦ではグラップラーのジャンジロバの攻めをよく凌いでいたものの、最後にバックを奪われたことが響いて判定負けし連勝ストップ。今度はかつてジャンジロバに勝っている、グラップラーとして格上のダーンとの対戦となるが、オッズではアンダードッグではあるが僅差。バックボーンは柔道・ボクシング。女子フライ級王者アレクサ・グラッソと同門のロボジム所属。30歳。
アップライトに固めてジャブで出るゴディネス。ダーンもジャブを突く。ジャブから右を打ち込んだダーン。ダーンのローをキャッチして倒したゴディネスだが、ダーンがガードを取ると離れてスタンドを要求。ダーンパンチからタックルへ。四つで組むとケージに押し込む。入れ替えて膝を入れ離れたゴディネス。ダーンがジャブから右を放つが、打ち終わりにゴディネスの右がヒット。右の強打から首を抱えたダーン。強引に首投げ。投げると即マウント!残り1分45秒。下からホールドするゴディネス。反転したタイミングで腕十字!しかしクラッチして耐えるゴディネス。下から鉄槌を入れるダーンだが解除した。残り15秒。ゴディネスがパウンドを落とすがホーン。
1Rダーン。
2R。ダーンパンチからタックル。切ったゴディネスがケージに押し込む。ダーン引き込もうとするが、ケージに押し込んで引き込ませない。離れた。ダーンが左右のパンチで出る。ジャブから右。ディフェンスは甘いが、打撃でも積極的に手を出していくダーン。ゴディネスは手が出ない。首相撲に捕らえたダーンだが、引き剥がしたゴディネス。ゴディネスのミドルをキャッチしたダーンだがゴディネス引き剥がす。ローにパンチを合わせてスリップダウンを奪うゴディネスだが、付き合わず立たせる。右をヒットさせたダーン。ゴディネスもパンチを打ち返す。ジャブ。ジャブから右。残り1分。ダーンロー、前蹴り。ゴディネスタックルへ。ケージ際で立ったダーンにスタンディング肩固め。決まる様子はないがキープしているゴディネス。ホーン。
2Rは微妙。印象的な打撃はダーンだが。
3R。ダーンの打ち終わりに左をヒットさせたゴディネス。飛び込んでアッパーを入れたダーン。ダーンタックル。タイミング良く入ってケージに押し込むとリフトしてテイクダウン。サイドについている。立とうとするゴディネス。首をギロチンに抱えたダーンだが解除したゴディネス。離れた。ゴディネスがジャブで出てヒット。ダーンもパンチを返す。前蹴り。ジャブの刺し合い。残り1分を揃って四つに組んだゴディネス。ダーンがケージに押し込んだ。腹にヒザ。引き剥がしたゴディネス。パンチで出るゴディネス。残りわずかでタックル。四つから打撃の入れ合いでタイムアップ。
三者29-28でダーン勝利!
打撃で積極的に手を出していったダーン。撃ち負ける場面も多かったが、打撃を仕掛ける分、タックルも取れていた。とはいえ、タイトル戦線まで勝ち上がるには、打撃のみでも優勢になるくらいのスキルがないと難しいか。