UFC on ESPN61:第8試合・ダニー・バーロウ vs. ニコライ・ヴェレテンニコフ

ウェルター級だったが、バーロウが0.25ポンドオーバー。しかし今回のオーバーの中ではかわいい方。

バーロウは今年2月のUFCデビュー戦で木下憂朔との試合が組まれていたが、木下が負傷欠場。代役としてジョシュ・クインランと対戦し、3RKO勝ちで圧勝。正直木下対戦していたら厳しい試合になると思われる内容だった。大学時代まではバスケでオリンピックを目指しており、アマMMAデビューが23歳、プロデビューが26歳と遅めだったが、プロデビューから2年経たないうちにコンテンダーシリーズ出場のチャンスを掴み、1RKO勝ちでUFCと契約。200cmの長いリーチからの左のパンチを武器に、8勝のうち5KO勝利を挙げている。29歳。

当初UFC4勝2敗のウロシュ・メディチとの対戦が組まれていたが、メディチが欠場。急遽ヴェレテンニコフがUFCデビューを果たす。

カザフスタンのヴェレテンニコフは2016年からアメリカに拠点を移し、キングスMMA所属。Fury FCやLFAでキャリアを積み、2021年にコンテンダーシリーズに出場。現在もキャリア全勝で今月ランカーにも挑戦するマイケル・モラレスに判定負けでUFCとの契約はできなかったが、これは相手が悪く不運だった。ローカルでキャリアを積み直していたところで、2週間前に急遽UFCデビューのチャンスが回ってきた。散打ベースのストライカーで、12勝中9KO勝ち。34歳。

バーロウが圧を掛けていく。右ボディを入れたヴェレテンニコフ。組みに来たヴェレテンニコフにカウンターのテンカオをボディに入れたバーロウ。左を打ち込んだバーロウ。左ハイ、インロー。また左を打ち込んだバーロウだが、かわして四つに組んだヴェレテンニコフ。しかし引き剥がして離れるバーロウ。ヴェレテンニコフの飛び込むタイミングで右肘を合わせたバーロウ。バーロウがローから左ミドル。ヴェレテンニコフ手が出ていない。パンチで出たところで四つに組んだヴェレテンニコフだが、バーロウがボディロックしてテイクダウン狙い。こらえて離れたヴェレテンニコフ。また左を打ち込むバーロウだがかわしたヴェレテンニコフ。また四つに。最後にバーロウがテイクダウンを狙ったところでホーン。

1Rバーロウ。

2R。ヴェレテンニコフが詰めてくる。左を狙っているバーロウ。バーロウ左ハイ。スーパーマンパンチ。バーロウの左がヒット。詰めてきたヴェレテンニコフ。バーロウが右を打ち込むが、四つに組んだヴェレテンニコフ。ケージに押し込む、ヴェレテンニコフの膝がローブローになりタイムストップ。再開。ジャブを入れるバーロウ。今度はバーロウのアイポークがあったが、すぐ続行。左を打ち込むバーロウだが、ヴェレテンニコフが右を返した。ホーン。

2Rは僅差。

3R。カーフを蹴るバーロウ。ヴェレテンニコフの右オーバーハンドは空振り。ヴェレテンニコフの右をかわして組み付いたバーロウ。ケージに押し込むが離れた。ヴェレテンニコフが右で攻める。ジャブ。ワンツー。ヴェレテンニコフのパンチが捕らえ始めている。ジャブも顔面にヒット。ジャブの刺し合い。ヴェレテンニコフのジャブがヒット。バーロウ下がり気味。体重オーバーもありコンディション不良か?残り1分。ヴェレテンニコフのミドルに左を返したバーロウ。タイムアップ。

3Rも微妙。

30-27バーロウ、29-28ヴェレテンニコフ、29-28バーロウ。スプリットでバーロウ勝利。

バーロウ辛くも判定勝ちで無敗をキープ。

2試合続けて緊急UFC契約した選手が強豪相手に健闘した。

 

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