PFL2024#8:第2試合・ジョーダン・オリヴァー vs. ブレイドン・アケオ

フェザー級

オリヴァーは東京五輪アメリカ予選を勝ち上がり、パンアメリカン予選まで勝ち進んだエリートレスラーだが、昨年3月にUSADAよりドラッグテストで禁止薬物が検出されたことで2年の出場停止処分(検体が取得された2022年5月から)。それを期にMMAに転向。昨年8月、Bellatorで33歳での遅いMMAデビューを果たし、キャリア0勝1敗の選手にタックルでテイクダウンを奪い肩固めで圧勝。しかし相手が弱すぎたので、MMAにどれだけ適応できているかはわからなかった。レスラー時代にはアーロン・ピコとも対戦経験がある。コーチは元UFC王者ロビー・ローラー。34歳。

相手のアケオは2019年に1度だけBellatorに出場しているが、オリバー同様エリートレスラーのタイワン・クラクストンに判定負け。以降はFury FCやCFFCのフィーダーショーに出場しているが敗れており、ここまで5勝3敗。オリバーに比べてキャリアはあるが、メジャーイベントに出るレベルではない。アケオもバックボーンはレスリングで、高校時代にハワイ州王者となっている。27歳

プレスするオリヴァー。アケオが打撃を出していくが圧されて下がる。シングルレッグを狙ったアケオだが放した。オリヴァーインロー。間合いを詰めてケージ際まで下がるアケオ。オリヴァーまたインロー。アケオがパンチを出すがバックステップでかわすオリヴァー。ここまで組みに行く様子は見せないオリヴァー。ケージまで下がったアケオ。パンチを打ち込むオリヴァー。三日月蹴り。残り1分。ジャブを突いて出るオリヴァー。アケオがパンチからテンカオ。左右のパンチで出るオリヴァーだが、アケオが連打を返した。ゴング。

1Rややオリヴァー。

2R。またプレスするオリヴァー。初めてタックルを見せたオリヴァーだがアケオ切った。下がりながらパンチを入れるアケオ。しかし圧されてケージを背負う。ジャブから右を打ち込むオリヴァー。アケオは上体の動きでかわす。アケオのワンツーがヒットするが、オリヴァーもジャブを返してヒット。ケージを背負ったアケオに右がヒット。左を打ち込んだアケオだが、オリヴァーの圧に下がってまたケージ際に。オリヴァーの右がヒット。また右。ゴング。

2Rもややオリヴァー。

3R。後がないアケオが前に出てきた。しかしアケオが出るタイミングでタックルへ。ケージに押し込みダブルレッグへ。スタンドでバックに回る。テイクダウンを狙いつつパンチ・ヒザを入れる。正対したアケオ。またダブルレッグ。持ち上げてテイクダウンを狙う。こらえたアケオだが、またスタンドバックを取られる。また正対するアケオ。シングルレッグに切り替えたが、諦めて離れたオリヴァー。残り1分半。アケオが出る。ワンツー。オリヴァーもパンチを返す。アケオが出たタイミングでタックル。はじめてテイクダウンを奪ったオリヴァー。パウンドを打ち込みバックに回る。アケオがタックルに入るが切ってパンチを入れるオリヴァー。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でオリヴァー勝利。

テイクダウンをなかなか取れなかったオリヴァー。打撃で打ち合って勝ったが、やはり打撃のスキルはキャリア相応で、年齢的にもどこまで成長するかは微妙なところ。

タイトルとURLをコピーしました