UFC305:第3試合・トム・ノーラン vs. アレックス・レイエス

ライト級。

地元オーストラリアのノーランは、昨年コンテンダーシリーズで勝利し、今年1月にUFCデビュー。初戦はニコラス・モッタに1分少々でのKO負けでMMA初黒星を喫したが、5月の2戦目は同じUFC0勝1敗のビクター・マルティネスにテンカオをボディに打ち込んでダウンを奪ってのパウンド連打でKO勝ち。191cmの長身。24歳。

ドミニク・レイエスの兄アレックスは、2017年の代役UFCデビュー戦でKO負けすると、脊椎が大腸菌に感染する医療事故により、一時寝たきりに。長期のリハビリによって回復したが、6年ぶりの復帰戦となった前戦では、1週間前に急遽UFCと契約したチャーリー・キャンベルにパンチを効かされると、あとはほぼディフェンスできず打たれて1RKO負け。現時点でUFCファイターとしての実力があるかどうかは不明で、オッズでも今大会一番のアンダードッグとなっている。37歳。

ノーランが打撃で出ていく。プレスされ後退するレイエス。ノーランバックスピンキック。レイエスはボディストレートを入れる。ミドル。ノーランもミドルを返したが、パンチを打ち込んだノーランがラッシュに。レイエスタックル。テイクダウン。ノーラン亀になり立つ。レイエススタンドバックからさらにテイクダウンを狙うが、ノーラン正対。しかしまた脇をくぐってスタンドバックにすると、後方に引き込んでハーフバックに。が、股下から抜けたノーラン。スタンドに戻す。三日月蹴りを入れたノーラン。パンチで出るがレイエス組んでボディロック。が、ヒジで引き剥がしたノーラン。打撃で出るノーラン。またヒジを入れる。レイエス下がる。右を入れたノーランだが、近距離の打撃でレイエスのパンチがヒット。レイエスパンチで出る。レイエスタックルで飛び込むが、切って首相撲からヒザ。残り20秒でローキックで軸足を払ってスリップダウンを奪ったレイエス。ノーラン後転して立とうとしたが、両膝を着いたグラウンド状態で顔面にヒザを打ち込むレイエス。反則。減点なしで再開。ホーン。

1Rややノーラン。レイエス、今日は互角に戦えている。

2R。プレスするノーラン。飛び込んできたレイエスにバックブローを放つが、かまわず組み付いたレイエス。ノーランタックルを切ってヒザ・ヒジ。離れた。ノーランバックスピンキック。詰めていく。組みに来たレイエスにヒジ。プレッシャーを掛けられケージを背負うノーラン。左がヒットしレイエスダウン!すぐ立ったがノーラン詰める。飛び膝。離れ際にヒジ。ケージを背負ったところで左右のパンチを入れる。動きが落ちてきたレイエス。サークリングで凌ごうとする。出てくるノーランにカウンターを合わせていく。組んでボディロックからテイクダウン狙い。スタンドバックに。しかし正対して引き剥がしたノーラン。ハイキック。残り1分。詰めてパンチを入れるノーラン。ワンツー。左ミドル。さらに左右のフック。左右にステップして逃れるレイエス。ホーン。

2Rノーラン。

3R。ノーラン左ミドル。レイエス組みに行くが、ノーランがヒジで引き剥がす。左右のパンチを入れるノーラン。ミドルを入れる。レイエスが組もうとして詰めてもバックステップで距離を取るノーラン。レイエス手が出ない。ノーラン左ハイ。出てきたところに飛び膝。さらにヒジで引き剥がす。左ミドル。嫌がっているレイエス。レイエスタックル。切ったノーランはスタンドでダースチョークに捕らえるとグラウンドに引き込む。しかしこらえたレイエス。立った。ボディロックからテイクダウンを狙うレイエス。スタンドバック。ノーランはバックのレイエスにヒジを入れると正対。ノーランもヒジを返す。残りわずかで離れてパンチを打っていくレイエス。ノーランも打ち返す。タイムアップ。

30-27×2、29-28でノーラン勝利。

レイエスは今日は健闘したものの、悲願の初勝利はならず。

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