UFC on ESPN62:第4試合・ザッカリー・リース vs. ホセ・アニエル・メリナ

ミドル級。

リースはローカル全試合1Rフィニッシュでコンテンダーシリーズに出場すると、1R腕十字で一本勝ち。昨年12月のUFCデビュー戦はガードから三角を仕掛けたところでスラムで頭から落とされ失神KO負けでMMA初黒星。6月の前戦は開始直後からパンチで攻め、アッパーでダウンを奪ってからの鉄槌連打でわずか20秒でのKO勝ち。これまで8戦全てが1R決着で、2分を超えた試合も1試合しかない。30歳。

ボリビアのメリナは昨年10月にコンテンダーシリーズに出場したが、バーレーンのマゴメド・ガジヤスロフにレスリングでコントロールされる展開でいいところなく判定負け。が、内容も結果もいいところがなかった30オーバーのメリナがサプライズでUFCとの契約を果たした。今回は階級をミドルに落としての試合となる。11勝3敗の33歳。本業は獣医。当初はトレーナーを付けていたが、その後は自己流トレーニングを続けてUFCとの契約までこぎつけた。

グローブタッチせずパンチを打ち込んだメリナだが、リースすぐに詰めてパンチを打ち込む。ケージに詰めて連打。逃れたメリナ。しかしリースまたパンチを打ち込むと四つで組んで外掛けテイクダウン。ハーフからパウンド。顔面に届いている。フルスイングでヒジ。背中を向けて立ち上がろうとするところにさらに連打を打ち込むリース。バッククリンチから投げたリースだが、メリなすぐにまた立つ。また投げを狙うリース。放して左右のパンチを入れる。左ミドル。左ハイ。また左ドル。効いた。チャンスと見てリースがラッシュ。ケージに詰めて打ち込むが、メリナ四つに組んでダブルアンダーフック。テイクダウン。上半身を起こしたリース。ギロチン。外れたが下になるメリナ。リースちょっと疲れたか。寝ているメリナを攻めずに立たせる。また左ミドル。挑発するメリナ。リースバックブローから飛び膝。ホーン。

1Rリース。しかしキャリア初の1R終了。

2R。右ボディを入れたメリナ。リース飛び膝。また左ミドル。効いた。下がるメリナ。また左ミドル。左ストレートから左ミドル。もらっているが出ていくメリナ。しかし左フックから右アッパーをもらう。効いてないとさかんに挑発するメリナだがどう見ても効いてる。リースは序盤の勢いはないが、狙いすました打撃をヒットさせていく。また左ミドル。左右のパンチ。左ハイ。単発だが打撃を入れていくリース。メリナはより手数が少ない。左を打ち込むリース。カーフキック。メリナヒジで出る。ケージに詰めて連打を入れた。リースのカーフキック。これも効いてる。しかしメリナ左右のフックで出てケージに下がらせるとタックルへ。ケージでこらえるリース。ホーン。

2Rリース。スタミナが切れて序盤の勢いはないが、まだ倒す力がある。

3R。タックルに行ったリース。しかし切ったメリナ。右ボディから左フック。リースまたタックル。今度はテイクダウン成功。ハーフ。下から蹴って距離を作ったメリナが立つが、立ち際にすぐタックル。テイクダウン。しかし寝ているメリナを攻められない。メリナ立った。ワンツー。左ボディ。さらにリースのローに左フック。ちょっとぐらついたリースだが、タックルからテイクダウン。ハーフで押さえ込む。両者疲れた。残り1分。亀になったメリナ。ケージまで移動し立とうとする。なおもテイクダウンを狙うリース。ダブルレッグで倒すが、すぐまた立つメリナ。残りわずかでタックルを切ったメリナがパンチを入れたがタイムアップ。

三者30-27でリース勝利。

しかし初の判定。序盤を見る限り十分フィニッシュはできそうだったが、攻め疲れした。

メリナはコンテンダーシリーズに続いて何もできない敗戦。攻撃をもらって効いてないアピールの手数だけやけに多いが、それが盛り上げてると見なされて評価されているのか?

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