UFC on ESPN62:第2試合・ジャケリン・カバウカンチ vs. ジョジアニ・ヌネス

女子バンタム級

カバウカンチは昨年9月のパリ大会で欠場選手の代役として急遽UFCデビュー。ブラジル出身だがポルトガルに移住し国籍も持っており、ポルトガルで初の女子UFCファイターとなった。バックボーンはキック・ムエタイ。LFA女子バンタム級王座を獲得している。UFCデビュー戦は地元のUFC0勝3敗ザラ・フェイリンとの対戦で、終始パンチをヒットさせていく展開で判定勝ち。26歳。

ブラジルのヌネスは2021年にUFCと契約すると3連勝(うち2戦はフェザー級)でランキング入り。しかし3月にチェルシー・チャンドラーに判定負けして連勝ストップ。ランキングからも外れている。ムエタイバックボーンのストライカーだが、チャンドラーにはテイクダウンを取られると立つ動きがなく、リカバリーに課題が残った。30歳。

体格で上回るカバウカンチ。距離を取りながらジャブで牽制する。ジャブから右。ヌネスは飛び込んでボディを入れる。ヌネスが詰めていくがバックステップでかわすカバウカンチ。右をヒット。ヌネスそれでも詰めてケージに追い込もうとするが、カバウカンチはサークリングして詰められない。出てきたところに右を打ち込む。しかしヌネスの左がヒット。両者のパンチが当たっている。カバウカンチ下がりつつ、出てくるヌネスにパンチを当てていく。ケージまで詰めたヌネス。背中を見せて距離を取るカバウカンチを追って行くヌネス。ホーン。

1Rは手数がほぼ五分の僅差のラウンド。

2R。また距離を取り蹴りを入れていくカバウカンチ。右ミドル。ヌネスまた詰めていくが、スーパーマンパンチはサイドステップされ空振り。ケージに詰めようと出ていくヌネス。サークリングするカバウカンチを追っていく。カバウカンチはミドルをヒット。右。インロー。出てくるところに右ストレートを合わせる。ヌネス圧を強めるが、カバウカンチのサークリングを捕まえきれない。ヌネスの右を目にもらい、目を気にしたカバウカンチ。レフェリータイムストップするが、リプレイで見ても拳で、アイポークではない。再開。ケージに詰めてパンチを打ち込んでいくヌネス。左が一発ヒットするが単発。ホーン。

2Rは打撃のヒット数でカバウカンチ。

3R。どんどん出るヌネス。カバウカンチは下がりながらアッパーをヒット。もらいながらも詰めるヌネス。サイドステップで詰めさせないカバウカンチ。大振りの左を出したヌネスだが空振り。また詰めたヌネスにアッパーを打ち込むカバウカンチ。しかし蹴りを出したところでスリップダウン。鉄槌を落とすヌネス。カバウカンチ立つ。ヌネスのプレスが弱まるとカバウカンチは前蹴りを入れる。ジャブ。追ってくるヌネスに対しバックステップ。ヌネス前に出てパンチ連打を放つがヒットは1発のみ。詰めて左を当てたヌネス。カバウカンチやや余裕がある。ジャブ、右ミドル。タイムアップ。

30-27ヌネス、29-28カバウカンチ、30-27カバウカンチ。スプリットでカバウカンチ勝利。

1・3Rが微妙なのはわかるが、2Rもヌネスに入れたジャッジはおかしい。

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