UFC306:第6試合・ロナウド・ロドリゲス vs. オデー・オズボーン

フライ級。両者ノーランカーだが、女子のランカー対決を差し置いてメインカードで組まれた。

ロドリゲスは2月のメキシコ大会で代役UFCデビューして勝利し、2戦目でナンバーシリーズのメインカードに抜擢。もちろんメキシコ人だからの抜擢ではあるが。2020年にコンテンダーシリーズにバンタム級で出場したが判定負け。UFCデビュー戦は0勝2敗のデニス・ボンダーで、序盤からテイクダウンされて劣勢の展開から、ボンダーが高地のメキシコで消耗したところで、2R終盤にチョークを決めて一本勝ち。ボンダーのスタミナ切れによる自滅にも見える内容で、ロドリゲスの良さはこの試合ではわからなかった。バックボーンは柔術・空手。25歳。

オズボーンはUFC4勝5敗で2連敗中。フライ級に落としてからはマネル・ケイプ、タイソン・ナム、アスー・アルマバイエフ、ジャフェル・フィーリョにすべてフィニッシュされての負け。バックボーンはレスリングで、フライ級ではトップの185cmのリーチを持ち、伸びてくるパンチが武器だが、ケイプやナムには1RKO負けしている。32歳。

ワンツーを入れたオズボーン。左がヒット。さらにワンツー。ロドリゲスも詰めてローを入れたが、打ち終わりにまた左をもらう。ロドリゲス飛び込んでワンツーを入れたが打ち終わりに右フックを貰いダウン!パウンドを打ち込むオズボーン。下から組み付いていくロドリゲス。上になったがロドリゲス三角。長い足ががっちりクラッチするが、肘を立てて防いでいるロドリゲス。外したオズボーン。ロドリゲス頭を起こさずパウンドを入れる。肘。オズボーンも下から肘を入れる。残り1分。オズボーンも下からコツコツ打撃を入れるのみで逃れる気配はない。ホーン。

1Rオズボーン。

2R。オズボーンワンツー。ロドリゲスタックルに入ったがオズボーンはマッケンジーチン。そのまま下になり絞めるが、回転して外したロドリゲスが上になりがぶる。ロドリゲスバックに回った。四の字バックからパンチを打ち込む。強いパウンド・肘を打ち込むロドリゲス。オズボーン体が伸びていて打たれる。なんとか向き直ったがなおもマウント。オズボーンケージを蹴ってリバースしようとするが、ロドリゲス回らせずに上をキープ。仰向けになりおたつロックからのチョーク。しかし顎の上。なおもチョークを狙っていく。ディフェンスしているオズボーン。残り20秒で反転に成功。パウンドを入れるとロドリゲスが腕十字を狙う。ホーン。

2Rロドリゲス。

3R。ロドリゲスニータップのフェイントから左オーバーハンド。タックル。切ったオズボーン。左ミドル。ロドリゲスまた左オーバーハンドを出したが空振り。オズボーンがジャブ。インロー。距離を取り打撃を入れていく。詰めようとするロドリゲスだがバックステップでかわすオズボーン。追いかけてバックスピンキックもかわされた。大振りの打撃をかわされているロドリゲス。オズボーンが的確にジャブを入れる。オズボーンがタックル。タイミングよく飛び込んだが切ったロドリゲス。離れた。また組んだオズボーン。ロドリゲスがテイクダウンを狙うと離れる。ワンツーを入れたロドリゲス。詰めるロドリゲスにカウンターのタックルでテイクダウン。ロドリゲス下からキムラを狙うが、ディフェンスしているオズボーン。しかし体をずらして立ったロドリゲス。残り1分。距離を取るオズボーン。大振りの左をかわしてタックルへ。ロドリゲスがぶる。オズボーン引き込み気味に下になる。ロドリゲス左右のパウンド・肘。しかし時間がない。タイムアップ。

最後にパウンド連打で攻め込んだロドリゲスだが、前半の被弾を取り返すほどではなかったか。

29-28、29-27×2の3-0でロドリゲス勝利。

3Rロドリゲス?終盤の攻めだけでロドリゲスが取り返したとは思えなかった。ホームタウンディシジョン気味。まあ、開催地はアメリカなので、本来アメリカ国籍のオズボーンが地元なのだが。

1Rは後半ロドリゲスが上になって取り返したので10-8まではないと思った。2Rは逆にオズボーンが上になったのは残り20秒だったので取り返していないが、ポジションキープし攻め続けはしたものの、ダメージがあると見て10-8に入れたジャッジと10-9に入れたジャッジで割れた模様。

タイトルとURLをコピーしました