UFC on ESPN+101:第7試合・ウマル・シー vs. チョン・ダウン

ライトヘビー級。

フランスのシーは5月にUFCデビュー。相手も欠場選手の代役で、Road To UFCのワンマッチに出場(ジャン・ミンヤンに1RKO負け)しているトゥコ・トコス相手にタックルからテイクダウンして得意ののチョークで一本勝ち。195cmの長身で、リーチも213cmある。28歳。

韓国のダウンはUFCデビューから5戦で4勝0敗1分だったが、そこから現在3連敗中。相手のレベルが上ったせいもあるので致し方ない部分もあるが。ダスティン・ジャコビーには1RKO負け、デビン・クラークには判定負け。前戦はシティキックボクシングのカーロス・アルバーグに終始攻め込まれる展開で、3R終盤にチョークに捕まり、タイムアップしたものの、その前のタップが認定され一本負け。アジア勢初のライトヘビー級ランキング入りを果たせないどころか、リリースの危機にまで追い込まれている。30歳。

カーフを蹴るシー。前蹴り。ダウンは間合いに入れない。右を打ち込むシー。タックルへ。テイクダウン。ケージに上半身を預けて起き上がろうとする。立ったがスタンドバックの体勢に。スイッチを狙ったダウン。返せないが離れて立つことに成功。右を打ち込むダウンにシータックル。ケージでこらえてブラウン肘を入れるヒザを打ち込み離れた。残り1分。ダウンの右がヒット。しかし単発。カーフを蹴るシー。ホーン。

1R打撃のヒットは五分。テイクダウンがあった分だけシーか。

2R。カーフを蹴っていくシー。ジャブ。ダウンの左ハイをブロックして右を打ち込む。またカーフ。ダウンプレスしてきた。ケージ際をサークリングするシーを追いかけていく。しかしシーが先に打撃を出してヒットさせる。詰めるダウンだがやや手数が少ない。シーも手数が減っている。ワンツーからハイ。カーフ。ミドル。ジャブのダブルをヒットさせたシー。ミドルで出るシー。ジャブ。右オーバーハンド。左右のパンチをまとめる。ヒザ。連打が入り下がるダウン。ケージまで下がったところでタックルに入るシーだがホーン。

2Rシー。

3R。倒すしかないダウン。詰めていくが、シーは左ミドルをヒット。さらにワンツー。自らの間合いの外から狙い打たれるダウン。ジャブ。全弾もらっている。ダウンの右は空振り。シーの右がヒット。ジャブ。ダウンもパンチを返しているが、倒しに行くには弱い。手を出してもバックステップでかわされる。タウンタックル。脇を差して受け止めたシーが放すと逆にタックルへ。こらえるダウンだがシーがスタンドバック。残り1分。倒れ込んで極めに行くが、解除してバックに回ったシー。やや乗りすぎている。時間がない。前に落ちるシー。上になったダウンだが残り1秒。タイムアップ。

三者フルマークでシー勝利。

危なげなくUFC2連勝としたシーだが、やはり事前のオッズほどの差は感じられず。

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