UFC on ESPN+101:メインイベント・ヘナート・モイカノ vs. ブノワ・サン・デニ

ライト級5分5R。モイカノ11位、サン・デニ12位。

イカノは4月のジェイリン・ターナー戦でのパウンドでのKO勝ちがキャリア14年で初のKO勝利で、それまでフィニッシュは一本勝ちしかなかった生粋のグラップラーターナー戦も、マウントからのコントロールが抜群で、強打を打ち込みながら逃がすことはなく仕留めた。UFCではライト級転向後6勝2敗で現在3連勝中。35歳。

地元フランスで初メインを務めるモイカノ。重い打撃を武器に、UFCではライト級に落とした後5連勝・全フィニッシュ。3月に当時3位のダスティン・ポワリエと対戦するチャンスを得たが、パンチで優勢な場面を作りながらも、最後は顎を撃ち抜かれ、キャリア初のKO負け。28歳。

近い間合い。ミドルを入れたサン・デニだが、キャッチしたモイカノがボディロックで組み付く。テイクダウン。サン・デニはバタフライガードに。下から蹴って放して立とうとしたが、離れずすぐに上になるモイカノ。ヒジ。また足で蹴ったサン・デニ。離れたところで亀になり立とうとしたが、バックについたモイカノ。バックマウント。パンチを入れる。正対すぐがマウント。強烈なヒジ。前戦のような安定感のある上体からの強烈なだが気。もう効いてる。なんとかハーフにしてしのごうとしたサン・デニだが、モイカノハーフで固めた。顔面から出血しているサン・デニ。ようやくガードに戻した。また蹴って立とうとする瞬間にバックを取られる。パウンド・ローリングするサン・デニだがずっと上をキープするモイカノ。残り1分。どうにかハーフにしたサン・デニだが、なおも強烈なヒジを入れていく。腕をかかえてパウンドを防ごうとするサン・デニ。ホーン。

1Rモイカノ。10-8あってもおかしくない。顔面ボコボコのサン・デニだが、ドクターは続行を指示。

2R。ダメージが明らかなサン・デニ。タックルのフェイントに反応する。すでにパンチのスピードがない。タックルに入るモイカノだがこれはサン・デニが切った。サン・デニ左ハイ。ブロックの上。またタックルを切ったサン・デニ。モイカノサークリング。サン・デニがパンチで出る。距離を取りかわすモイカノ。モイカノのジャブがヒット。サン・デニが詰めるが距離を取られて追いつけない。下がりながら左フックを出していくモイカノ。ケージ際に詰めたが、サークリングで入れ変えたモイカノが逆にタックル。ケージに押し込もうとしたが、サン・デニが脇を差して切って突き放す。右のパンチで出るが、強いパンチを打って出たところでモイカノが組んでケージに押し込む。しかし押し返して入れ替えるサン・デニ。両者見合い。手が出ない。サン・デニの左ハイをブロックしたモイカノ。ホーン。

2Rはヒット数でサン・デニ。しかし顔面の腫れがひどくなってきている。サン・デニの潰れた右目が見えているか確認するドクター。どう見ても見えてていないが…。ドクター止めた。致し方なし。

2R終了TKOでモイカノ勝利。

前戦に続き、ポジションを取ってからのパウンドで勝利。これまでフィニッシュは一本勝ちしかなかったのが、強烈なパウンドでのフィニッシュという武器を身に着け一皮むけたか。

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