UFC307:メインイベントアレックス・ペレイラ vs. カリル・ラウントリーJr.

ライトヘビー級タイトルマッチ5分5R。

4月のUFC300、6月の独立記念日ウィークイベントと、今年上半期のビッグマッチでメインを務めたペレイラが、7ヶ月で3度目の防衛戦。前戦はマクレガー vs. チャンドラーの中止に伴い急遽オファーを受け、負傷箇所があるにもかかわらず出場。すっかりUFCの顔と言った存在に。ライトヘビー級に上げてからは、初戦のブラホビッチ戦でテイクダウンで攻められて苦戦したが、その後はイリー・プロハースカ×2、ジャマール・ヒルにKO勝ち。37歳。

ラウントリーはUFCデビューから8年目でタイトル初挑戦。UFCでの9勝のうち、7勝がKOでの勝利というストライカー。元K-1ファイターのグーカン・サキにも1RKO勝ちしている。現在5連勝中。6月に元王者でペレイラにKO負けしたばかりのジャマール・ヒルとの対戦が組まれていたが、サプリメント会社のミスで禁止薬物を摂取してしまい出場停止となり欠場。が、幸運なめぐり合わせで、そのままタイトル挑戦が決定した。34歳。

パンチが強いだけに、決して安心できない試合ではあるが、オッズは当然ペレイラが大幅フェイバリット。

いきなり飛び蹴りを見せたペレイラ。キャッチしたラウントリー。放して立ち際にパンチを入れる。ラウントリー踏み込んで左を打ち込む。ペレイラが前に出ていくが、先にラウントリーがパンチを打ち込む。左がヒット。ペレイラの右ハイは腕でブロック。ペレイラも右を打ち込んだ。カーフキック。また右ハイ。打ち終わりにワンツーで飛び込んだラウントリーだが、ペレイラバックステップしてもらわない。少しずつ詰めてきたペレイラ。ジャブ。打ち終わりに出るラウントリーだがすぐ距離を外すペレイラ。またカーフ。ペレイラのジャブに踏み込んで連打を放つラウントリーだが、序盤ほどには届いていない。ペレイラの右ハイはキャッチしたラウントリー。飛び込んで右を入れるラウントリー。残り1分。ラウントリーの飛び込みはバックステップでかわしたペレイラ。また詰めるペレイラ。ジャブを突くペレイラ。ホーン。

1Rペレイラ。序盤ラウントリーがパンチをヒットさせる場面があったが、中盤以降は距離を見切られてきた。それでも打っていくしかない。

2R。ペレイラの前蹴りにワンツーを返すラウントリーだが、上体をそらしてもらわないペレイラ。ラウントリー飛び込んで左。ペレイラ右ハイ。また右ハイ。打ち終わりに右フックを返すラウントリー。右を打ち込んだペレイラ。詰める。左フック。カーフ。ちょっと効いたか?バランスを崩しながらパンチを出したラウントリー。ペレイラ三日月蹴り。またカーフ。じわじわ出る。ラウントリーは打ち終わりを狙っているのか、自分から手が出ない。右ハイ。かいくぐったラウントリーのパンチがヒットし一瞬しゃがみこんだペレイラ。が、ペレイラ立つと追撃には行かない。残り1分。ペレイラがまた出る。ダメージはないか?ジャブ。ラウントリーがパンチ連打で出たが、また下がり出した。ラウントリー左ハイ!ヒットしたが浅かったか。ホーン。

2Rラウントリー。ペレイラのハイをかわしてのパンチがヒットして、フラッシュ気味にダウンしていたが、ラウントリーが追撃しなかったのがどう出るか。

3R。詰めるペレイラだがラウントリーの左がヒット。さらに左ミドル。ペレイラ効いたのか下がった。しかしラウントリーまた出ていかない。左ハイからあj部を入れるペレイラ。左ボディを入れるラウントリー。ジャブから右を入れたペレイラ。ラウントリーが左で飛び込むがかわした。しかしさらに左ボディを打ち込みヒット。カーフを蹴るペレイラにボディを返すラウントリー。ペレイラの左ハイに左を返すラウントリー。またプレスしてきたペレイラ。残り1分。ジャブを入れるペレイラ。右ミドル。飛びヒザ。ラウントリー下がった。何か効いたか?ジャブで出るペレイラ。ラウントリーのワンツーはかわす。ペレイラ残り僅かで飛びヒザ→首相撲ヒザ。ホーン。

3Rペレイラ。ラウントリー消耗したのか、ダメージがあるのか。終盤失速してきた。

4R。ジャブを突くペレイラ。右ミドル。ジャブ、カーフ。三日月蹴り。ジャブがクリーンヒット。さらに三日月蹴り。遠距離から打ち込んでいく。ジャブから右につなげたペリエら。さらに前蹴りを打って出る。パンチを打ち込むペレイラ。ラウントリーの返すパンチがほぼ空を切る。下がるラウントリー。右のダブルがヒット。下がるラウントリーを追う右フック。ふらついて距離を取るラウントリーを追うペレイラ。グロッキー。パンチにも力がない。ケージに詰めたペレイラ首相撲からヒザ。さらに連打。ラウントリー左右のフックを返すが、ボディをもらいさらにアッパーを打ち込むとついにダウン!KO!

十分見せ場は作ったラウントリー。ダウンも奪い、勝つチャンスは十分あった。それだけに、2Rのダウン後に畳み掛けなかったのがもったいない。最後はKO寸前まで追い込まれた状況でも手を出し続けて、気持ちの強さを見せた。

2Rまではラウントリー。ペレイラは後半勝負のつもりだったとのことだが、だとしても予想以上にラウントリーが健闘した。

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