UFC307:第7試合・スティーブン・トンプソン vs. ホアキン・バックリー

ウェルター級。トンプソン9位、バックリー11位。

大ベテラントンプソン。最後にタイトルに挑戦したのが2017年で、それ以降4勝5敗。ここ4戦ではケビン・ホランドに勝ったのみで、徐々にランキングも下がりつつあるが、打ち合いをしないスタイルのため、ダメージの蓄積が少なく息が長い。前戦は全試合フィニッシュ勝利のウズベキスタン人・シャフカト・ラフモノフに2Rリアネイキドチョークで一本負け。ウェルター級最年長の41歳。

KOアーティストのバックリー。カサンガネイ戦のジャンピングソバットKOは、UFCが続く限りハイライトリールとしてこすられ続けること間違いなし。ミドル級で5勝4敗(5勝のうち4KO・4POTNボーナス)の戦績を残していたが、本来の体格に合ったウェルターに落としてからは4連勝中。173cmと身長はUFC最小だが、リーチは193cmもある。30歳。

詰めていくバックリーに、いつも通り距離を取るトンプソン。ケージまで下がったところでバックリータックル。テイクダウン!しかしケージを使って立ったトンプソン。ケージに押し込むバックリーだが、ヒジを入れて離れた。トンプソンパンチで出て4連打をヒット。右ハイ。頭部をかすめるようにヒットしたが、やや浅いか。バックリーパンチで出る。下がりながら右ミドルを入れたトンプソン。トンプソンの右がヒットするが、バックリー組み付いてケージに押し込む。離れ際にヒジを入れたトンプソン。バックリーがパンチ連打で出てケージまで下がったトンプソンにタックル。トンプソンヒジを入れるがバックリーテイクダウン。ケージを使って立つトンプソンのボディにヒザを入れた。立ったトンプソン。離れる。残り1分。またパンチ連打で出るバックリー。下がりながら右を入れたトンプソン。ケージを背負うが、サイドステップで逃れた。トンプソンの右ハイがヒット。しかし浅いか?バックリータックル。そのままドライブしてテイクダウンを狙うが、トンプソンケージでこらえた。ホーン。

1Rトンプソン。

2R。出ていくバックリーに下がりながら右を当てたトンプソン。バックスピンキックを放つが空振り。ケージを背負ったトンプソンに左オーバーハンドを狙ったバックリー。ケージを背負ったトンプソンにタックル。トンプソンブラウン肘を入れる。離れたトンプソン。またタックル。切りきれず倒されたトンプソンだが、寝かされる前にケージ際に移動し、すぐにケージを使って立った。なおも押し込むバックリーだが、トンプソン入れ替えるとパンチ連打を入れて離れた。前蹴りを顔面にヒット。バックリーパンチで出るが、下がってパンチを返すトンプソン。バックリータックル。こらえるトンプソン。しかし背中を向けた。後方に引き込んで上を取るバックリーだが、トンプソンすぐケージを使って立つ。バックリーがヒザを入れるがローブロー。再開。サイドキックを入れるトンプソン。バックリーが出るところにバックステップしながらパンチを返す。ホーン。

2Rトンプソン。

3R。圧を強めるバックリー。ケージに下がったトンプソンにタックル。押し込みながらボディブロー。トンプソン入れ替えて離れた。またパンチで飛び込むバックリー。トンプソンの右ハイは腕でブロックしたバックリー。バックリー飛び込んで右フック!ケージを背負ったトンプソンの顔面にヒットしダウン!KO!

バックリーの飛び込みをバックステップで凌いでいたトンプソンだったが、最後はケージまで下がって後ろがなくなったところで右フックをケージでサンドされるようにもらってしまった。

バックリーはウェルター級に下げてから5連勝。これでトップ10入りは確実か。

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