UFCファイトアイランドとRIZINのクラウドファンディング

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ついにベールを脱いだUFCとアブダビ文化観光省が手掛けるUFCファイトアイランド構想。アブダビがレジャーアイランドとして開発や誘致を進めていたヤス島にオクタゴン、トレーニング施設、宿泊施設、そして新型コロナウイルスに対する検査施設を建設。7月11日に「UFC251」、15日、18日、25日に「UFC Fight Night」を無観客ながらも開催出来るというから何とも豪儀な話です。

このファイトアイランドであれば入国を制限される事なく、世界各国からファイターを受け入れる事が出来る。まさにUFCによるUFCのための島。

UFCの公式チャンネルにアップされたファイトアイランドの建設する動画は圧巻。スケールの大きさと圧倒的な資金力を存分に見せつけられ、世界一の格闘技団体なのだと改めて認識させられました。

その一方でRIZINはどうか。新型コロナウイルスの影響により大会の自粛を余儀なくされ、次回大会の開催に向けてクラウドファンディングを行わなくてはならないまでに追い詰められています。

あ、いやいや、RIZINをディスるつもりは毛頭ありません。いくら日本のトッププロモーションと言ってもUFCと圧倒的な差は歴然。すぐにどうこう出来るものでもないでしょう。でも、こうなったらもう開き直って腹を括ってやってやろうじゃないかと。勝手に決意を固めています。

コロナ禍をどうやって乗り越えていくか。当然グラウンドファンディングも必要でしょうし、新たなスポンサー探しに、新しい生活様式を踏まえたビジネススキームを構築する必要もあるでしょう。

良い知恵やアイディアがパッと思い浮かばないのは申し訳ない限りですが、かつてUFCでさえ業績が伸び悩んでオクタゴンの周りに水を張ってワニを放し飼いにしようなんて突飛な発想が生まれるくらい追い込まれた時期があった事を忘れてはいけません。

それがズッファ社の新体制でスタートしたリアリティショー「ジ・アルティメット・ファイター」で事態は一変。今ではアメリカの4大プロスポーツやボクシングを凌ぐ人気を誇っているのは言わずもがな。何が転機になるか人生わからないものです。

そう簡単に同じような成功は手に出来ないでしょうが、こういう状況だからこそ、既成のやり方に捉われない柔軟な発想でピンチをチャンスに変えられたらなと。決して多くはないですが、後押しする熱心なファンやMMAというジャンルに人生を賭けている選手のためにももう一踏ん張り。そうするだけの価値が日本の格闘技には間違いなくあります。最後まで頑張ろうぜ。
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