UFC on ESPN+103:セミファイナル・ロブ・フォント vs. カイラー・フィリップス

バンタム級。フォント10位、フィリップス12位。

フォントは直近5戦で1勝4敗。ランキングも2桁に落ちた。負けた相手がアルド、ヴェラ、サンドヘイゲン、フィゲイレードなので仕方がない部分もある。しかしサンドヘイゲン戦、前戦のフライ級から上げて初戦となるフィゲイレード戦は、テイクダウンサれ続けてポイントを取られ敗れている。6KO勝ちはUFCバンタム級最多タイ。37歳。

フィリップスは柔道・柔術レスリングがバックボーンのグラップラーで、UFC6勝1敗。柔道では中学時代にカリフォルニア王者となっている。ノーランカー時代にはソン・ヤドンにも勝利しているが、試合間隔が開いたこともあり、なかなかランカー挑戦の機会が得られず、前戦でようやくランカーのペドロ・ムニョス戦が実現。ステップで距離を取って打撃を入れる展開で判定勝ちし、ランキング入りした。29歳。

フォントが詰めていく。フィリップスシングルレッグでテイクダウン。フォントギロチンに抱えたが、フィリップスはサイドに回っている。外れた。マウントを狙うが足を絡めてハーフに。しかしフィリップスパスしてまたサイドに回る。またマウントを狙ったがハーフに。しかしヒジを入れるフィリップス。ガードに戻すフォントだが、フィリップスはヒジを落とすとすぐにパスしてサイド。ニーオンからヒジ。フォント下から脱出できない。足関狙いからようやく立ったフォント。パンチで出ていく。残り1分。アッパーで飛び込むとフォントがタックルに。スタンドバック。クラッチを切って離れたフィリップス。フィリップスのハイにパンチを返したフォント。四つで組んだがホーン。

1Rフィリップス。

2R。パンチで出るフォントだが、フィリップスのシングルレッグで倒され背中を付けた。しかしすぐにケージを使って立った。パンチで出るフォント。右。どんどん詰めるフォントにフィリップスはケージ際をサークリングする。ちょっと疲れが見えてきたフィリップス。詰めてくるフォントにパンチを入れるがケージに詰まった。右をヒットさせるフォント。圧されるフィリップス。フォントの右がヒット。右ボディ。さらに右を打ち込むと、バックステップするフィリップスを追ってパンチを入れる。組んでスタンドバックに着いたフォントだが、クラッチを切って離れるフィリップス。しかしすぐケージに詰められる。ボディ・顔面にパンチを入れるフォント。サークリングで逃れたフィリップスだが、すぐまた詰めるフォント。フィリップスのパンチ1発に3~4発返すフォント。すぐまたケージに詰まるフィリップス。ケージを背負ったところで左右のパンチを入れる。組んだフィリップスに首相撲。離れたフィリップス。また詰めるフォント。組んでパンチを入れる。フィリップスが足をかけてテイクダウンしたが、その瞬間にホーン。

2Rフォント。

3R。フィリップスすぐシングルレッグ。テイクダウン。しかしフォント押さえ込ませずに、バックを取らせて立った。すぐに振りほどいて正対し離れる。フォントまたすぐプレスしていく。ケージまで下がったフィリップス。パンチを入れる。四つに組み止めたフィリップス。離れ際にヒジ。が、離れるとすぐに詰めるフォント。ケージを背負うフィリップス。フォントも疲れが見えるが、前に出て攻めていく。詰めてフィリップスが手を出したところで打ち終わりにパンチを返すフォント。フィリップスタックルへ。小手に巻いてディフェンスしたフォント。左右のパンチがヒット。詰めたフォントが逆に組んでスタンドバック。正対したフィリップス。離れる。残り1分。なおも休まず出るフォント。パンチで出て組み付く。引き剥がすフィリップスだが、すぐまた詰めるフォント。タイムアップ。

三者29-28でフォント勝利。

1Rテイクダウンされてほぼ何もさせてもらえなかった時には一方的になるかと思われたが、2R以降打撃の圧でひっくり返した。

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