UFC on ESPN+103:第1試合・オーステン・レーン vs. ロベリス・デスパイネ

ヘビー級。

NFLのレーン。2018年、キャリア4連勝でDWCSに出場したが、同じ元NFLだが大スターのグレッグ・ハーディに秒殺KO負け。その後もMMAの試合に出場を続け、4年後の2022年に二度目のDWCS出場。今度は1RKO勝ちでUFCと契約。UFCデビュー戦はジュニア・タファとの対戦が予定されていたが、タファが欠場し試合が消滅。4ヶ月後に今度は兄のジャスティン・タファ相手にUFCデビューを果たしたものの、自身のアイポークでタファが続行不能となりノーコンテスト。2ヶ月後にダイレクトリマッチが組まれたが、1RでKO負けした。前戦は今年4月で、キックでGLORYにも出場したジョナタ・ディニスに2RKO負け。ここまで3戦し0勝2敗1NCと勝ち星がない。36歳。

キューバデスパイネは五輪テコンドー銅メダリストからMMAに転向。デビューから4戦連続1RKOでUFCと契約し、UFCでも18秒でKO勝ち。MMAへの対応力が不明なままUFCで勝利したが、2ヶ月後に組まれた2戦目では、ワルド・コルテス・アコスタ相手にテイクダウンを許すと下で耐えるだけとなり、初の2R以降はスタミナも切れ、底を見せての判定負け。5ヶ月で穴が埋まるとは思えないが、どうなるか。36歳。

ノーガードで構えるデスパイネ。じわじわ詰める。下がるレーン。ローで牽制するが、デスパイネのローをキャッチしてテイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。ガードに移行するデスパイネ。レーンはインサイドからパウンド。ガードからアメリカーナを狙うデスパイネだが、パウンドで引き剥がしたレーン。ケージ際まで移動してきたデスパイネ。体を起こしてケージで立ちに行く。立った。ケージに押し込むレーン。抜け出せないデスパイネ。レーンがシングルレッグに来たところにブラウン肘。ケージ際でこらえるデスパイネだが、首を抱えてしまっていてテイクダウンされる。レーンハーフから肩固めをセットするが外れる。パウンド。ホーン。

1Rレーン。

2R。ジャブを入れたデスパイネ。レーンがパンチで出た。ワンツー。ノーガードでかわすデスパイネ。じっくり見ながら単発のローを入れるデスパイネ。左ハイ。ワンツー。しかし疲れも見える。手数が少ない。レーンも出られず見合いが続く。左を入れたデスパイネ。ジャブから右オーバーハンドを入れたデスパイネだが、レーンがじわじわと詰めるとケージを背負う。レーンタックルへ。ケージに押し込む。しかし四つで受け止めたデスパイネが引き剥がして離れた。ワンツーを入れたデスパイネ。しかし打撃が単発。ジャブ。右オーバーハンドがヒット。残り1分。ローを蹴るデスパイネ。レーンタックルへ。ケージに押し込むと、また首を抱えてしまうデスパイネ。テイクダウンをこらえることが出来ず倒された。レーンマウント!残り30秒。下からホールドしてこらえるデスパイネ。レーン大きなパウンドは入れられずホーン。

2Rは微妙。

3R。ジャブを一発入れたデスパイネ。レーン間合いに入れない。しかしタックルで飛び込んだ。ケージに押し込む。また首を抱えるバッドディフェンス。シングルレッグに切り替えるレーン。デスパイネブラウン肘を入れるが、レーンがダブルレッグでクラッチしてテイクダウン。こうなると脱出できないデスパイネ。背中を付けている。下からヒジを入れるが、立つ動きはない。密着したままパウンドを入れるレーン。ハーフからマウントに。パウンド。デスパイネ返せず。耐えるのみ。タイムアップ。

三者29-28でレーン勝利。

全く欠点が克服されていなかったデスパイネ。もっと試合間隔を開けるべきだった。

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