ヘビー級。
ナイジェリアのンゼチュクは、UFCデビュー戦でポール・クレイグの伝家の宝刀三角絞めに捕まって一本負けすると、その後は3連勝からの2連敗を2度繰り返している。現在UFC6勝5敗。今回から階級をヘビーに上げる。重いパンチが武器のストライカー。32歳。
今回は対戦相手が2度も欠場となり、バーネットとの対戦に。
バーネットは今月5日のUFCに出場予定だったが、ハリケーンで自宅が被害にあったため欠場。2023年4月、2024年3月に組まれた試合も欠場しており、約2年ぶりの復帰戦となる。UFCヘビー級最小の175cm（唯一の170cm台）ながら、減量してリミットギリギリまで落としてくるスーパーヘビー級ファイター。それでいて、見かけによらず軽快な動きをする。38歳。
オッズは今大会一番の大差でンゼチュクがフェイバリット。
プレスするンゼチュク。バーネット飛び込んで左右のフックを見せた。ンゼチュク腹にミドルをヒット。ンゼチュクのローがローブローになったが、レフェリーを制して続行させるバーネット。しかしンゼチュクが圧を掛けてくる。ケージ際まで下がったバーネット。回転しての打撃を見せるバーネットだが届いていない。ンゼチュク三日月蹴り。左ハイ。ジャブ。三日月蹴り。ちょっと嫌がっているバーネット。ケージを背負ったところでンゼチュクがパンチ連打を入れる。左右のオーバーハンドで出るバーネットだが届かない。バーネット足を痛めているか？足を引きずっている。左足の膝裏を押さえている。パンチを打たれて頭を抱えたバーネット。止めていいのでは。止めないが、再度のパンチでダウンしたところでようやく止めた。
足を痛めた瞬間がリプレイで流れる。バーネットがバックスピンキックを放った際に、軸足の左足を痛めた模様。立てないバーネット。パンチでの負けというより、足を痛めて戦闘不能になったところを殴られての負けだった。
さらにリプレイで、試合開始前にジャンプしていたバーネットが着地で足を痛めた様子が流される。もともと大幅なアンダードッグではあったが、見せ場を作れないまま終わってしまった。
