UFC on ESPN+104:第10試合・アリアネ・ダ・シウバ vs. ジャスミン・ジャスダビシアス

女子フライ級。シウバ13位、ジャスダビシアス14位。デリック・ルイスが計量後に欠場となり、このカードがプレリムからメインカードに昇格した。

アリアネ・リプスキからアリアネ・ダ・シウバに登録名を変更したシウバ。打撃は強いがグラウンドに穴があり、なかなか戦績が上がってこなかったが、UFCデビュー以来最長となる3連勝でランキング入り。今年4月の前戦は、UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利していたカリーニ・シウバとのブラジル・シウバ対決で、テイクダウンされる展開で判定負けし、連勝がストップした。30歳。

カナダのジャシダビシアスは26歳の時に、当時の恋人との初デートに一緒についてきたナイアガラ・トップチームのコーチに誘われて格闘技を始めた。長身を活かした打撃・組みが武器で、レスリングはオリンピックチームに参加してトレーニングしており、テイクダウンからの押さえ込みが武器。UFC5勝2敗。前戦でヴィヴィアニ・アロージョと初のランカーとの対戦が組まれていたが、アロージョが欠場し、UFCデビュー戦のファティマ・クラインに完勝している。35歳。

ワンツーを放ったシウバ。間合いに入らない。ジャスダビシアスも詰められない。ボディを一発入れたシウバ。ワンツー。またボディストレート。ワンツー。ジャスダビシアスも右を返した。左右の連打を打ち込んだシウバ。まだ出ないジャスダビシアス。カーフキック。ちょっと詰めるとタックル警戒の動きを見せるシウバ。ジャスダビシアスのミドルにシウバは右を打ち込む。ジャスダビシアスシングルレッグを見せたが掴めず。またタックルの動きを見せたジャスダビシアスだが組み付けない。シウバがパンチから首相撲に捕らえてヒザを入れ離れる。ジャスダビシアスタックルを狙うもパンチを貰い入れない。シウバちょっと余裕が出てきたか。ハイキック。キャッチしたジャスダビシアス。テイクダウン。しかしシウバ下から足をすくってKガードに。パウンドを入れるジャスダビシアス。ホーン。

ジャスダビシアスが終盤攻めたが、前半の打撃のヒットでシウバのラウンドか。

2R。ジャスダビシアスちょっと前に詰めてきたが、シウバ距離を取りパンチで牽制する。ワンツー。シウバのパンチ連打に下がるジャスダビシアス。ジャスダビシアスシングルレッグ。中央で倒した。頭をまたいだポジション。サイドに移行。ヒザでシウバの左腕を潰してクルスフィックスの体勢。ハーフに移行してパウンドを入れていく。ヒジ。また腕を踏んでパウンド・ヒジ。シウバ身動きが取れない。ヒジ。シウバ亀ガードの体勢だがパウンドを打たれ続ける。バックに回ったジャスダビシアス。亀のシウバにパウンド連打。ホーン。

2Rジャスダビシアス10-8。

3R。ジャスダビシアスが積極的にタックルに来る。切ったシウバがパンチを入れる。仮に1Rを取っていたとしても、3R取り返してもドローなので倒しに行かないと勝てない(ドローでもいいと思っているかもしれないが)。ジャスダビシアスシングルレッグ。テイクダウン。サイドで押さえた。あえてハーフにしてパウンドを入れるジャスダビシアス。下になると打たれるのを凌ぐだけのシウバ。ダースチョークに入るジャスダビシアス。タップアウト!

ジャスダビシアス、1R前半はなかなかタックルに入れなかったが、一度テイクダウンすると寝技の弱さを見切って打撃のプレッシャーもなくなったのか、簡単にタックルからテイクダウンを奪って圧勝。

シウバは相変わらず寝技の弱さが克服されていない。このままでは上を狙うのは難しい。

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