UFC on ESPN+104:第4試合・アレクサンドル・ロマノフ vs. ホドリゴ・ナシメント

ヘビー級。ロマノフ13位、ナシメント15位。

UFCデビューから5連勝・4フィニッシュしたが、相手がランカークラスになると、打撃を避けてタックルに行っても切られる展開で連敗。ブラゴイ・イワノフ戦では打撃勝負も見せて判定勝ちしたが、前回はUFC6勝1敗のジャイルトン・アウメイダにボディロックからテイクダウンを許すと防戦一方となり、最後はリアネイキドチョークでキャリア初の一本負けを喫した。33歳。

ナシメントはUFC4勝2敗1NC。3連続判定勝ちで、今年5月に初のメインに登場したが、デリック・ルイスにパンチを貰ってダウンし、パウンドアウトでKO負け。ランカーとはいえ、層の薄いヘビー級のため、スピードがなく、かといって一発で倒すKOパンチがあるわけでもない、中途半端な実力。31歳。

ロマノフタックルに。ケージに押し込むとボディロックからテイクダウン狙い。バックに回り倒しに行く。片膝で耐えるナシメント。立ったロマノフが投げてテイクダウン。すぐに立ちに行くナシメントだが、なおもバックキープしてヒザを入れていくロマノフ。ナシメントが立って正対したが、ロマノフクラッチを放さずボディロックからテイクダウン。ハーフ。ヒザでナシメントの右腕を潰してパウンド。アメリカーナ。こらえたナシメント。ロマノフ上から鉄槌・パウンド。ホーン。

1Rロマノフ。

2R。ナシメントのパンチがヒット。ケージまで下がったロマノフだが、出てきたナシメントに四つで組み付いたロマノフが逆にケージに押し込みテイクダウン狙い。またタックルに入ったロマノフだが引き剥がしたナシメント。ロマノフタックル。切ったナシメントだがバックに回られる。ケージ際でまた膝を着いたナシメント。立ったがなおもバックキープしているロマノフ。立って正対したナシメント。しかしクラッチを放さないロマノフ。動きがなくブレイク。ロマノフ疲れているか。ナシメントが出るとパンチを返すロマノフだが、ガードが下がっている。ノーガードだがパンチを出すロマノフ。ナシメント攻め時だが手が出ない。ナシメントの前蹴りがローブローに。タイムストップ。再開するがやはり手が出ない両者。ホーン。

2Rも組みで優勢だったロマノフか。しかしスタミナが厳しい。ナシメントに逆転の余力はあるか。

3R。ロマノフいきなりタックルで突進。ケージに押し込むが、押し込んだ反動で跳ね返って後方にスリップダウン。立った。疲れが見えるロマノフだがパンチを出していく。行くしかないはずのナシメント、手が出ない。ナシメントも疲れているのか。ガードを下げているロマノフ。それでもジャブを出す。行けないナシメント。ワンツー。残り1分。先に手を出すロマノフ。倒すしかないのに行けないナシメント。ワンツーを入れるが倒す力がないか。距離を取ったロマノフ。タイムアップ。

三者フルマークでロマノフ勝利。

ランカー同士とは思えないレベルが低い試合。ロマノフ相変わらず失速するとどうしようもないが、そのロマノフ相手に倒すしかない状況で攻めに行けないナシメントも情けない。

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