UFC310:第8試合・ビセンテ・ルーケ vs. テンバ・ゴリンボ

ウェルター級。ルーケ14位。当初は8月のアブダビ大会で組まれていたルーケ vs. ニック・ディアスがスライドして行われる予定だったが、試合20日前にディアスが欠場。代役としてゴリンボの出場が決まっている。

ルーケは2015年のTUF21に出場。TUFでは準決勝で敗退し、フィナーレ大会のワンマッチでも敗れたがUFCと契約。そこからは4連勝で、現王者のベラル・ムハメドにも勝利したが、後の王者レオン・エドワーズに判定負け。そこからまた6連勝。この時はタイトル挑戦経験のあるスティーブン・トンプソンに完敗で連勝を止められている。そこからまた4連勝でランキングもトップ5に。タイトル挑戦も見えてきたところで、同じく上位ランカーとなっていたベラル・ムハメドとの再戦が初のメインで組まれたが、判定負けで連勝ストップ。そこから1勝2敗でランキング外ギリギリまで落ちてしまった。重い打撃とダースチョークが武器のフィニッシャー。33歳。

ジンバブエのゴリンボはUFCデビュー戦は無理にサブミッションを仕掛けに行って自滅しての一本負けだったが、2戦目で佐藤天からバックコントロールして判定勝ちし、そこから4連勝。代役としてのランカー挑戦ではあるが、前座~中堅クラスでは勢いがあり期待されている選手の1人。UFCでデビュー戦勝利した時には銀行口座に7ドルしかなく、それを知ったハリウッドスターのドゥエイン・ジョンソン(かつて同様に残高7ドルの苦しい時期があった)から家をプレゼントされている。一本勝ちの多いグラップラー。33歳。

お互いオーソドックス。カーフを蹴るゴリンボ。左右のショートの連打を入れたルーケ。ダウン気味に倒れたゴリンボにすぐアナコンダチョーク!がっちり入りゴリンボ落ちた!

ルーケ、カウンターの右がヒットしてダウンを奪い。即得意のアナコンダ知名度のあるニック・ディアスからノーランカーのゴリンボに変更となり、ハイリスク・ノーリターンの試合となったが、久々の快勝。

ゴリンボはパンチのダメージが抜けきらないうちに捕らえられ、逃れることができずに落とされた。

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