UFC on ESPN13:メインイベント・カルヴィン・ケイター vs. ダン・イゲ

フェザー級5分5R。ケイター6位、イゲ10位。谷間興行だが、両者とも初めてUFCのメインを飾る。

UFC5勝2敗のケイター。UFCデビュー戦が判定勝ちだっただけで、残り4勝はKO勝ち。2位のマゴメドシャリポフには敗れているが、3Rはスタンドで前に出続けて、(マゴメドシャリポフの逃げ切り態勢にも助けられたものの)、29-28の僅差判定に持ち込んでいる。高校時代にレスリング部のキャプテンをしていた。

イゲも大学時代はD-3レスラーで、柔術黒帯。柔道の経験もある。現在、2試合連続スプリット判定勝ち中。前戦はライト級トップランカーのエジソン・バルボーザのフェザー級初戦で、打撃で前に出続けるプレッシャーで微妙すぎる判定勝ち。

頭半分ケイターが長身。両者アップライトに構える。遠い間合いで警戒する両者。近くなったところでイゲが飛び込んでワンツー。ロー、ジャブ。まだケイターはヒットがない。1分半すぎにジャブがようやくヒット。イゲが距離を取る展開。ケイターのワンツーがヒット。イゲレッグダイブ。切ったケイター。イゲガードで引き込み。リーチが長いケイターがパウンドを落とすと足で阻むイゲ。ボディにパウンドを入れるケイター。イゲ立った。ケイターまた出る。イゲのミドルをキャッチしたケイターがテイクダウン。またイゲのガード。立った状態からのケイターのパウンドがリーチが長く顔面まで届く。イゲまた立つが、立ち際にパンチを入れたケイター。ボディ・顔面に連打を入れるケイター。イゲが距離を取るが、ケイターは追いかけて飛び膝からラッシュ。ホーン。

1Rケイター。

2R。ジャブを出すケイター。イゲが飛び込んでワンツーを出すがガードの上。ケイターが間合いを詰めてパンチを打ち込む。イゲ少し手数を増やしてきた。飛び込んで右ボディ。残り1分。ケイターが前に詰めるが先にイゲが手を出す。そこに打ち返すケイター。パンチが入ってちょっとぐらついたイゲ。ホーン。

1Rに比べてケイターの手数が減った。微妙なラウンド。

3R。飛び込んでくるイゲにパンチを合わせるケイター。じわじわ出ていくが、やはり1Rほどの手数ではない。パンチが相打ちに。ケイタージャブ。このラウンドは空振りが多いケイター。しかしケイターのワンツーがヒット。イゲタックル。切られる。ケイター飛び込んで3連打。圧を強めるケイター。しかし手数がさほど多くない。ホーン。

3Rも僅差だが、連打で印象が良かったケイターか。

ケイターはローカル時代に1度だけ、イゲは初となる4R目。イゲタックル。ケイターは腕をオーバーフックして凌いだ。プレスするケイター。ケージの周りを回るイゲにパンチを打ち込む。パンチで出たケイターに、イゲはシングルレッグを合わせるが、ケイターが潰して上に。パウンド。潜ろうとするイゲだが、ケイターは離れてスタンドに戻す。イゲが出てパンチを入れる。タックルに入ろうとしたがイゲのパンチをもらった。残り1分。ケイターがパンチで押す。イゲ出られず。タックルを切られてパンチを貰ったイゲ。詰めてくるケイターにまたタックルに入ろうとしたが膝をもらう。ホーン。

4Rはケイター。微妙な2,3Rがイゲについていれば、まだイゲにも判定勝ちのチャンスはあるが…。

5R。イゲのパンチが空を切り、ケイターのカウンターの右をもらう。イゲ出られない。パンチが交錯。イゲシングルレッグ。しかし切られた。右目がだいぶ腫れているイゲ。先手を取るのはケイター。残り1分。ケイター出ない。イゲも倒しには行かない。残り20秒でタックル。切られた。さらにタックル入るが潰され下になると、ケイターがパウンドを打ち込む。タイムアップ。

49-46×2、48-47の3-0でケイター勝利。

イゲ、最終ラウンドは倒すしかなかったが、倒しに行く余力がもうなかったのか。

タイトルとURLをコピーしました