UFC310:第3試合・マイケル・キエーサ vs. マックス・グリフィン

ウェルター級。

2012年のTUF15でUFCデビューしたベテランのキエーサは、ビセンテ・ルーケ、ショーン・ブラディ、ケビン・ホランドの新世代相手に3連敗。8月の前戦はUFCワーストの7連敗中だったトニー・ファーガソンとの対戦で、スタンドバックからバックマウントに持ち込んでチョークで一本勝ち。相手が引退勧告の出ているファーガソンではあったが、連敗を止めている。キャリア17勝でKO勝ちが一度もなく、11一本勝ち・6判定勝ちのグラップラー。試合当日が誕生日で37歳。

グリフィンも2012年のTUF16に参加していたベテラン。しかしハウス入りを賭けた予選で敗れてしまい、UFCデビューは4年後の2016年。ここまで8勝8敗の五分。最高でも3連勝で、その時はランカー(ニール・マグニー)との対戦も組まれたものの敗れている。キックがバックボーンで、テコンドー・カンフー・ケンポーをミックスしたボクフーという格闘技の黒帯も持っている。直近4戦のうち、3試合がスプリット判定決着(2勝1敗)となっている。38歳。

サウスポーのキエーサにグリフィンはオーソ。キエーサパンチからタックルに入りテイクダウン!背中を向けて立とうとするグリフィン。スタンドバック。片膝をついたグリフィン。足をフックして四の字バックに。背負って立つグリフィン。しかし解除したキエーサ。グリフィン正対して離れた。ハイを放つキエーサ。グリフィンワンツーをヒット。ヒザから左を放つキエーサだがグリフィン距離を取る。パンチを入れるグリフィン。キエーサタックル。止められたがヒザを出して離れる。グリフィンがパンチで詰めてきた。下がってケージを背負うキエーサ。しかしタックルへ。テイクダウン。しかし倒され際にスイープを仕掛けてすぐ立ったグリフィン。残り20秒でまた組んだキエーサ。バックに回りテイクダウン。残りわずかだがキエーサ四の字バックに。チョークを狙ったが1R終了。

1Rキエーサ。

2R。キエーサニータップ。下がって切るグリフィン。パンチで出るキエーサ。組んでケージに押し込んだ。引き剥がし離れるグリフィン。グリフィンプレスするが手が出ない。キエーサ左ハイから組み付く。グリフィン入れ替えてケージに押し込む。入れ替えたキエーサがタックルに。受け止めたグリフィンがまた入れ替えるが、キエーサが背中でクラッチ。しかし放した。キエーサパンチで出るとタックル。切ったグリフィンだがキエーサクリンチアッパー連打。そのまままた組み付いて四つに。脇をくぐってバックを狙う。スタンドでハーフバックの体勢。背中越しに腕を固定して殴るキエーサ。ホーン。

テイクダウンは無かったものの、このラウンドもキエーサか。

3R。距離を取るキエーサ。グリフィン追っていくが間合いに詰められない。追ってきたグリフィンにシングルレッグ。テイクダウンしてバックに回った。両足フックしバックマウント。仰向けになりチョーク。喉元に入っている。うつ伏せにして絞めるとグリフィンタップ!

ベテランのキエーサ、ファーガソン戦に続いての一本勝ち。

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