女子フライ級。
マーベリックはUFC10戦で7勝3敗とそこそこのアベレージ。3敗の相手もトップランカーのブランチフィールド(3位)、バーバー(4位)、ジャスダビシアス(13位)と現在のランカーのみ。レスリング・柔術がバックボーンのグラップラー。当初はランキング11位のトレイシー・コルテスと組まれていたが、コルテスの欠場により、ホースとの対戦に変更となった。27歳。
カナダのホースはUFC2勝1敗。負けた試合がキャリア唯一の黒星で、相手はヴェロニカ・ハーディ。サッカーのトレーニングの一環として始めた格闘技だったが、転向してMMAファイターとなったため、プロデビューが28歳と遅い。11月2日に地元カナダでイバナ・ペトロビッチにスプリット判定勝ちしたばかりだが、試合でのダメージがなく、2ヶ月連戦に名乗りを上げた。しかしオッズでは今大会2番目のアンダードッグに。34歳。
両者オーソドックス。打撃戦からホースの蹴り足をキャッチしたマーベリック。そのままケージまで押し込みテイクダウンを狙う。ケージでこらえるホース。シングルレッグに切り替えたが、片膝をついてこらえながらヒジを入れるホース。残り1分。しかし倒され際に逆にバックを狙うホース。向き直ったがホース立った。押し込んで細かい打撃の打ち合い。ホーン。
1Rホース。テイクダウンを狙うマーベリック、こらえて打撃を入れるホースという展開で、マーベリックは結局テイクダウンを取れなかったので、打撃のヒットが取られるか。
2R。マーベリックまた蹴りをキャッチしてシングルレッグへ。ホースはケージでこらえる。投げを狙うマーベリックだが、こらえるホースが脇をくぐってスタンドバックに回る。バックから足をフックし後方に倒れてホースのバックマウントに。足のフックを片方外してハーフバックにしたマーベリックだが、ホースはチョークを狙う。正対して外したマーベリック。シングルレッグへ。テイクダウン!ホースが立ち上がろうとするがマーベリックバックについた。が、ホース反転して上を取り返す。マーベリックのガード。ハーフにしてパウンドを入れるホース。背中を向けて立ちに行くマーベリック。スタンドバック。アームロックを狙ったマーベリックだがホーン。
2Rホース。
3R。左オーバーハンドを入れたマーベリック。ホースが詰める。そこに左オーバーハンドを合わせる。パンチで飛び込んだホースにカウンターのタックルに入るマーベリック。クリーンテイクダウン。ハーフで押さえ込んだ。下から押してスペースを作ろうとするホース。パスを狙うマーベリック。ホース50/50ガードに。パウンドを入れるマーベリック。50/50のプレッシャーで距離を取られパウンドが思うように入らないマーベリック。足を抜いて立ったホース。詰めて来たがマーベリックがパンチを入れる。ホースケージに押し込んでパンチを入れるがマーベリック入れ変えた。タイムアップ。
1R次第。押し込んでテイクダウンを狙ったマーベリックか、こらえて打撃を入れたホースか。
29-28×3でマーベリック勝利。ケージ際でのテイクダウンには苦労したが、3Rには打撃を見せたことでテイクダウンに成功。これで4連勝。
大幅アンダードッグのホースだったが、内容的には僅差で健闘した。フレームの大きさが武器になっている。