PANCRASE350:第1試合・砂辺光久 vs. 時田隆成

フライ級。

3階級制覇王者でパンクラス殿堂入りファイターの砂辺。4月に2年ぶり・パンクラスでは5年ぶりに出場したが、テイクダウンからポジションを取られる展開で前半のラウンドを失い、3Rに入りタックルに打撃を合わせる展開で逆転を狙ったものの、ジャッジ三者フルマークの判定負け。6年ぶりの勝利はならなかった。45歳。

キャリア45戦の45歳砂辺と対戦するのは、キャリア1戦・20歳年下となる25歳の時田。

時田は今年6月のアマチュアパンクラスバンタム級トーナメントで優勝してプロ昇格を決め、3ヶ月前の9月にプロデビューしたばかり。齋藤楼貴とのプロデビュー戦対決では、2Rに反則のグラウンド状態の顔面への蹴りで減点されたものの、タックルからテイクダウンしてのパウンド・首狙いで判定勝ち。バックボーンはレスリングで、2021年の全日本大学選手権で3位となっているエリートレスラー。25歳。

いきなりダッシュした砂辺だがかわした時田。サウスポーで構える。砂辺はオーソドックス。時田シングルレッグからテイクダウン。ガードを取る砂辺。勝村直伝のニンジャチョークを狙ったが外れた。ケージ際に移動した砂辺だが、時田両足をホールドしてレッグマウント。パウンドを入れる。砂辺が立つとすぐに投げてまたバックからパウンド。また立った砂辺。背中に乗ろうとした時田だが降りた。また投げてハーフバックに。時田バックマウント。足のフックを外して逃れようとする砂辺だが、両足フックしてチョーク。顎の上。足のフックを外そうとする砂辺だが四の字ロックに切り替える時田。残り1分。バックからパウンドを入れる時田。凌ぐ砂辺。ホーン。

1Rオープンスコアは三者時田。

2R。サークリングする時田に中央でやろうとアピールする砂辺。時田タックル。ケージ際で尻餅をついた砂辺だがヒジで抵抗。バックに回る時田。四の字ロック。バックから殴る時田。砂辺ローリングして凌ぐが、ロックが外れず動けない。左のパウンド連打。ヒジ。セコンドからはここで決めろという指示。残り1分。左腕を首に巻いてチョークを狙うが外れず。時田上になりパウンド。ヒジ連打!頭部に連続に入りレフェリーストップ。

時田、キャリア2戦目で元王者砂辺からフィニッシュ勝利。

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