ライト級。
ジョンソンはダスティン・ポワリエをKOするなど、ライト級でトップコンテンダーまで登り詰めていたが、フェザーに落としたのが運命の分かれ道。必要な筋肉までも落としてしまったことで、フェザーでは力を出し切れなかった。ライトに戻しても体の太さが戻り切っておらず、元のランカーまで戻ることができないまま、年齢を重ねたことで打たれ弱くもなってきている。今年2月の前戦はUFC0勝1敗のダリウス・フラワーズとの対戦で、打撃とテイクダウンで優勢に試合を進めて判定勝ち。さすがに格の違いを見せた。今回はUFCで17人しかいない通算30試合出場となる。5月に生まれ故郷のセントルイスでの試合を負傷欠場してしまったが、今回は所属しているキルクリフFCのあるフロリダでの試合となる。38歳。
モロッコ&ドイツ二重国籍のアザイターはMMA全勝でUFCと契約し、UFCでも2連勝。しかし、コロナ禍で外部と隔離したイベントを開催した際に、部外者を選手用ホテルに招き入れるという行動規範違反をやらかしてリリース。のちに撤回されたが、2年近いブランクが開いてしまい、復帰戦では1Rにパンチを効かされてKO負けした。昨年7月には、UFC0勝1敗の21歳・フランシスコ・プラドと対戦し、バック肘で押し倒されたところにパウンド・鉄槌のラッシュをされ、腕でブロックしたまま撃たれ続けるという状況でレフェリーストップ負け。どこまでダメージがあったかは判断がつかず、アザイターは納得いかない様子を見せていたが、致し方なかった。34歳。
サウスポーのジョンソンにアザイターはサウスポー。間合いを詰めるジョンソン。アザイターは距離をキープ。右オーバーハンドで飛び込んだ。右ボディ。ジョンソンも左ボディを返す。アザイター右ボディから左フック。左右のフックを連打したアザイター。ジョンソン右アッパーから左フック。アザイターが右で飛び込んだところに左右のパンチを返したジョンソン。詰めるとジャブ。ジョンソンタックルへ。ケージに押し込む。しかしクラッチできず離れた。右フックを入れたジョンソン。ジョンソンの左が入りアザイターぐらついた。しかしいかないジョンソン。左ハイは浅い。ホーン。
1Rジョンソン。
2R。出てくるジョンソンにアザイターがパンチを合わせる。右ボディ。ワンツーで出たアザイターだが、そこにジョンソンの右フックが顎を撃ち抜く!アザイター意識が飛んでKO!
ジョンソン、久々の快勝で6年ぶりの連勝。ようやくフェザー級転向前の状態に戻ってきたか?
アザイターは3戦連続のKO負け…。