今日の記者会見での皇治の発言を聞いて印象的だったのは違約金のくだり。昨年11月に行われた川原誠也戦の前にも「他団体とやりたい」「ファンと新しい世界を見に行こうと約束した」「違約金を払ってでも格闘技を盛り上げたい」という趣旨の発言をしていました。当時は場を盛り上げるためのトラッシュトークだとばかり思っていましたが、今日の会見での発言と確実にリンクしており、まさに有言実行。初志貫徹だったのだと感心しています。
RIZINという新しい景色の中で皇治がどんな動きを見せるのか。本職のキックルールで引っ掻き回すもよし、一転してMMAに挑戦するもよし。個人的に見たいのは最初はやはりキックルール。那須川天心との対戦に向けたストーリーの積み上げは2020年のRIZINの核になり得ます。
天心戦に向けてどれだけ盛り上げる事が出来るか。その初戦が8月9日のRIZIN.22で実現する可能性が濃厚です。対戦相手はキック畑の選手を相手に型通りの試合をするよりも、昨年実現した川原誠也戦のように異種格闘技の香りがする試合を見たいのは私だけ？それがRIZINを主戦場にしているMMAファイターならなおさら熱気を帯びるでしょう。
対戦相手の準備期間や状態を無視して言うなら、RIZINバンタム級四天王の一角・石渡伸太郎や参戦を直訴している金太郎あたりとぶつかったらもう掛け値なしのメインディッシュです。初戦を勝ち上がった暁には天心と同じTEAM TEPPENに所属する白鳥大珠戦。その先に天心戦とくれば最高に盛り上がりそう。皇治のRIZIN参戦で地殻変動が起こるか。注目です。
