PFL Road to Dubai 01:メインイベント・ウスマン・ヌルマゴメドフ vs. ポール・ヒューズ

ライト級タイトルマッチ5分5R。

ウスマン4度目の防衛戦。先週、兄のウマルがドバリシビリに敗れて初黒星を喫したが、ウスマンはここまで19戦無敗(ただし、ブレント・プリマス戦は試合後のドラッグテスト陽性によりノーコンテストになっている)。

挑戦者のヒューズは昨年6月のBellatorチャンピオンシリーズでメジャーイベントデビュー。Bellatorベテランのボビー・キングにKO勝ちし、昨年10月のPFLスーパーファイトでは、元Bellatorフェザー級王者のAJ・マッキーにタックルを防いで打撃を入れる展開で判定勝ち。マッキーにライト級転向後初黒星を与えている。アイルランド出身のため、ハビブ vs. マクレガー以来のダゲスタン vs. アイルランド対決として煽られているものの、メインカードに出るケリー、モコノアナとは違い、SBGアイルランド所属ではない。

サウスポーのウスマン、ヒューズはオーソドックス。会場はウスマンへの声援が圧倒的。蹴りで牽制するウスマン。インロー。ヒューズは距離を取り様子見。三日月蹴り。手が出ないヒューズだが詰めてきた。ウスマンに蹴られる展開。ヒューズカーフキック。ウスマンの右がヒット。前に出るヒューズだが、ウスマンが自分の距離をキープして蹴りを入れていく。詰めようとしたところでジャブをもらうヒューズ。ウスマンがオーソにスイッチするとカーフを蹴る。ウスマンの蹴りがローブローになりタイムストップ。再開。ウスマンのパンチにヒューズがパンチを返すが空振り。しかし関節蹴りから右フックを放つ。空振りしたが、手を出せる距離までは近づいてきた。お互い関節蹴り。今度はヒューズの前蹴りがローブローに。再開。カーフを蹴るヒューズ。ウスマンが間合いを詰める。インロー。ヒューズ出て右ボディ。ウスマン関節蹴り。ゴング。

1Rウスマン。ヒューズも徐々に自分の打撃が出せる距離まで詰めてきた。

2R。サイドキックを入れるウスマン。カーフ。ヒューズの前蹴りでスリップダウンしたウスマン。しかし立つとタックルへ。ヒューズ切った。圧を強めてきたヒューズ。カーフキック。ウスマンは距離をキープして蹴りを入れる。間合いがつまりパンチを入れたヒューズだが、ウスマンすぐに四つに組む。テイクダウンをこらえるヒューズ。首相撲に切り替えたウスマンだが、ヒューズが左右のパンチを入れる。四つ組みに切り替えるウスマン。ケージに押し込むとヒザ。離れ際にパンチを入れたがヒューズもパンチを返した。蹴りを入れるウスマン。ウスマンタックル。倒せないと見て首相撲に切り替えるとすぐに左右のパンチを入れるヒューズ。ヒューズ飛び込んで右ボディを狙ったがかわしたウスマン。ヒューズ三日月蹴り。右ハイ。左ボディ。ウスマンの右にテンカオを合わせた。カーフキック。ウスマンの蹴りの手数も減っていないが、ヒューズのヒットが増えてきた。またタックルから首相撲に捕らえるウスマンだが、ヒューズすぐパンチを打ち込み引き剥がす。左右のボディを入れたヒューズ。さらにカーフキック。一瞬動きが止まったウスマンだが、飛び込むと左右のパンチを入れる。ゴング。

2Rもウスマンだが、ヒューズにもチャンスが出てきた。

3R。スイッチを繰り返すウスマン。インロー。詰めてきたヒューズ。カーフキック。ウスマンの左右のパンチがヒット。パンチを返したヒューズにウスマンがタックルに入るが切ったヒューズ。ウスマンのインローがローブローになりタイムストップ。すぐ再開。タックルを切ったヒューズだが、またウスマンのローブロー。今度は倒れ込んで苦しむヒューズ。ウスマンに減点1。再開。ウスマンタックル。初めてテイクダウン成功。立つヒューズだがまたテイクダウン。しかしヒューズ下からケルト立ちに行く。がぶろうとするウスマンだが立ったヒューズ。しかしケージに押し付けてヒジを入れるウスマン。離れた。ヒューズ詰める。左フックがヒット。ウスマンのタックルだが組む前に切られた。ちょっとスピードが落ちている。間合いが詰まって首相撲に捕らえるが、左右のボディを入れるヒューズ。詰めてヒザを入れたヒューズ。左ボディを嫌がったウスマン。アッパー!ゴング。

3Rヒューズ。減点があり10-8。ウスマン、ボディが効いているのと、テイクダウンの攻防でスタミナを消耗したか。

4R。ローを蹴るウスマン。ステップしながらジャブを入れる。ヒューズ詰めて右をヒット。インロー。ウスマンも手を出しているが、牽制程度の軽い打撃のみ。蹴りも減っている。ヒューズ詰めるが距離を取りジャブを当てる。しかしタックルを狙って詰めたところにヒューズのアッパーがヒット。ウスマン関節蹴り。詰めて右を入れたヒューズ。ウスマン、このラウンドは組みに行かず距離を取って打撃のヒットを稼ぐ展開に。ヒューズ間合いに入れずヒットが少ない。詰めて右を入れたヒューズ。ケージを背負うウスマンだがサークリング。三日月蹴りを入れたヒューズ。ウスマンタックルに入ろうとしたが、頭が当たりタイムストップ。ウスマンは頭を押さえてしゃがみ込むが、頭部をカットしたヒューズは笑顔で続行をアピール。当たり方はウスマンの方が痛そうだったが。たっぷり休むウスマン。再開。ヒューズ詰めてワンツー。しかしウスマンタックル。テイクダウン!残り1分。インサイドで密着して固めるウスマン。ヒューズ下からコツコツ殴る。残りわずかで左右のパンチを入れるウスマン。ゴング。

4Rはスタンドの打撃のヒットでウスマン。

5R。ジャブを入れるウスマン。ヒューズ詰めてきた。詰めて右を打ち込むが、ウスマンかわしてタックルに。バッククリンチ。ヒューズはケージに左半身をつけてバックを防いでいるが、膝を着いて耐えている。ウスマンバッククリンチからヒザを打ち込んでいく。ヒザを浮かせると顔面にヒザ。立ったヒューズ。正対。しかしまたウスマンテイクダウンへ。倒した。すぐにバックについた。が、ヒューズスイッチでバックを取り返す。組ませず離れたウスマン。しかし明らかに消耗している。ヒューズ右フック。組んだウスマン。四つから入れ替えた。しかしすぐ入れ替えたヒューズが左ボディ。ウスマンの首相撲に左右のボディ。また左ボディ。ウスマンの右もヒット!残り40秒。ヒューズ詰めてジャブをヒット。右。左ボディ、。ヒザ。ウスマンタックルへ。スイッチで凌いだヒューズが逆にバックに回る。残りわずかで左右のパンチを入れた。タイムアップ。

5Rはウスマンのバックキープの時間が長かった。ヒューズの打撃のインパクトがそれを上回ったかどうか。

47-47、48-46×2の2-0でウスマン王座防衛。

ジャッジ二者は3Rのみヒューズという判断か。この二者がもう1R取っていたとしてもドローまでで、王座獲得はならなかった。

しかしヒューズは最後までわからない展開まで持ち込んで下馬評を覆した。試合後のインタビューでは地元のベルファストでのリマッチを要望。

mmadecisions.com

ジャッジは2Rが一者ヒューズ、二者ウスマン、3Rは三者とも9-9(ウスマン支持だが減点1)、4Rが二者ヒューズ、一者ウスマン、5R一者ヒューズ、二者ウスマン。2・4・5Rが割れた。

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