【UFN172】3度ダウンを奪い、RNCでベンビデスを落としたフィゲイレドが新フライ級チャンピオンに

<UFC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
Def.1R4分48秒by RNC
ジェセフ・ベナビデス(米国)

フィゲイレドが前蹴り、ベナビデスがローを返す。左ローでバランスを崩したフィゲイレドが後ろ回し蹴りを見せ、左ローに右フックを合わせてダウンを奪う。右腕を差して立ち上がろうとするベナビデスにエルボーを落とし、背中を向けたところでアゴの上からRNCへ。腕を入れ替えたフィゲイレドに対し、ベナビデスはヒジを押して耐える。

ケージ際に移動し左腕をしっかりと喉下に通すフィゲイレドだが、ベナビデスが脅威の粘りを見せ、ついには立ち上がるとフィゲイレドは自分から離れる。ベナビデスのワンツーは届かず、フィゲイレドが左フックから右アッパーを振りまわす。左の蹴りでバランスを崩したベナビデスにエルボーを入れ、右フックで2度目のダウンをフィゲイレドが奪う。

かなりスラッピーな打撃が行き交うなか、ボディを殴られたフィゲイレドが右を当て、もう一度右オーバーハンドを打ち込みダウンを奪う。パウンドからマウントを取ったフィゲイレドはパンチを落とし、背中を向けたベナビデスにRNCへ。ベナビデスが落ち、フィゲイレドがUFC世界フライ級王者に輝いた。

勝利者インタビューでフィゲイレドは「自分の時代が来ると分かっていた。そのためにハードに練習してきたんだ。フライ級で過去にないぐらいパワーがある? 僕はアマゾンのマラジョー島の野生の動物に囲まれて育ったからだよ(笑)。国、街の人にベルトを持ち帰りたかった。初回でフィニッシュしたかったし、彼に最初の一本負けを献上させたかった。何もかも思い通りになったんだ」と話した。


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