<UFC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
デイヴィソン・フィゲイレド(ブラジル)
Def.1R4分48秒by RNC
ジェセフ・ベナビデス(米国)
フィゲイレドが前蹴り、ベナビデスがローを返す。左ローでバランスを崩したフィゲイレドが後ろ回し蹴りを見せ、左ローに右フックを合わせてダウンを奪う。右腕を差して立ち上がろうとするベナビデスにエルボーを落とし、背中を向けたところでアゴの上からRNCへ。腕を入れ替えたフィゲイレドに対し、ベナビデスはヒジを押して耐える。
ケージ際に移動し左腕をしっかりと喉下に通すフィゲイレドだが、ベナビデスが脅威の粘りを見せ、ついには立ち上がるとフィゲイレドは自分から離れる。ベナビデスのワンツーは届かず、フィゲイレドが左フックから右アッパーを振りまわす。左の蹴りでバランスを崩したベナビデスにエルボーを入れ、右フックで2度目のダウンをフィゲイレドが奪う。
かなりスラッピーな打撃が行き交うなか、ボディを殴られたフィゲイレドが右を当て、もう一度右オーバーハンドを打ち込みダウンを奪う。パウンドからマウントを取ったフィゲイレドはパンチを落とし、背中を向けたベナビデスにRNCへ。ベナビデスが落ち、フィゲイレドがUFC世界フライ級王者に輝いた。
勝利者インタビューでフィゲイレドは「自分の時代が来ると分かっていた。そのためにハードに練習してきたんだ。フライ級で過去にないぐらいパワーがある? 僕はアマゾンのマラジョー島の野生の動物に囲まれて育ったからだよ(笑)。国、街の人にベルトを持ち帰りたかった。初回でフィニッシュしたかったし、彼に最初の一本負けを献上させたかった。何もかも思い通りになったんだ」と話した。