PANCRASE316:予想と展望

3月に政府からのイベント自粛要請を受け、MMAイベントとしてはいち早く中止を発表したパンクラスがようやく始動。3・4・5月の3大会が中止となり、7月大会も日程をスライドしての実施となる。

メインはフェザー級キング・オブ・パンクラシストISAOノンタイトル戦。ライト級ランカーのアキラが階級を落として登場する。フィジカルが武器のアキラだが、ライト級ではあまり減量していなかったといい、フェザー級が適正か。計量は問題なくクリアしたが、ライト級時代のフィジカルがそのまま発揮できるかどうか。

3月以降中断されていたネオブラッドトーナメントも再開し、決勝は9月~12月に分けて行われる。ライト級の鹿志村は2月にプロデビューしてチョークで一本勝ち。まだ高校を卒業したばかりの18歳だが、ZSTグラップリングマッチにも出場しており、予選を突破して2日後の26日に行われる決勝にも出場予定となっている。相手の狩野も21歳の現役大学生で、先月のTTF CHALLENGEでプロデビュー戦を行い勝利している。本戦並みに注目の一戦。

本戦前のプレリムにも、ネオブラには出場しないが期待の新鋭の試合が組まれている。KRAZY BEEの力也はもともとレスリングエリートで、ABEMAの格闘代理戦争にも出場していた。KIDの推薦選手候補としてトライアルに参加したが選ばれなかったものの、その後も練習を継続し昨年プロデビュー。1Rギロチンチョークで勝利している。しかし2月の2戦目は後藤丈治にカーフキックを効かされたところにパンチを貰ってダウンし、パウンドでKO負け。身体能力が高いだけでなく、華がある選手。

また、プレリム第2試合では昨年のIBJJFアジア選手権アダルト紫帯で優勝している風間敏臣がMMAプロデビュー。もともと鹿志村と同じストライプル茨城で柔術をしていたが、「柔術の選手」から「格闘家」になりたいという思いが強くなりMMA転向を決意。MMAはアマチュアでも2月のアマチュアパンクラスでの1戦しかないが、すでにプロ3勝1敗のキャリアがある櫻井相手にどこまでできるか。

第1試合は14時45分開始。速報します。

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