さらに「私は女子フライ級で世界で1番強いつもりでいます、その私を必要としていない、むしろ強い私が邪魔なようです。実力、実績、キャリアも、人気も、これまでして来た事も、何も関係ないみたいです。私は見捨てられたようです。」と綴りました。
オファーがない事に対する吐露はまだわかりますが、邪魔だ、見捨てられたとまで書くとは穏やかじゃありません。2017年にも自身の契約を巡って「パンクラスとの専属選手契約を解除したい」と主張。パンクラスの酒井正和代表とSNSを通じて舌戦を繰り広げた過去があるだけに、今回も同じようないざこざがあったのではないのかなと。
そうこうしているうちに、プロレス格闘技メルマガDropkickを主宰するジャン斉藤さんが自身のTwitterで中井りんの件についてDEEPの佐伯繁代表に直撃した事を明らかにしています。
佐伯「中井りんさんのどこからもオファーがないというのはどういう話の行き違いがあったんだろうか。いまワイルド宇佐美館長に連絡をとっているところです。榊原さんからも体調と相手が見つかればRIZINに出て欲しいと言われてますし、中井りんは見たいです」とのことでした。
— ジャン斉藤 (@majan_saitou) July 25, 2020
佐伯代表はなんと中井の主張とは真反対のコメント。DEEP JEWELSのオファーを出しているばかりか、RIZINへの参戦も視界に入っており、現状ではこれ以上のオファーはなかなかないでしょう。
一体、話の行き違い、誤差はどこから来たのか。そんな時に思い出したのは2017年当時のパンクラス酒井代表のツイート。
中井りん選手はリスペクトしてます。しかし側近含め今後パンクラスとしてしかるべき対応を考えていきます。
— パンクラス代表 酒井正和 (@SMASH_Sakai) July 1, 2017
今まで黙認していましたが側近のパンクラス批判や計画的な行動はパンクラス代表としてはほっとけません。
— パンクラス代表 酒井正和 (@SMASH_Sakai) July 1, 2017
当時「側近」というワードを出したのが印象に残っていました。今回も佐伯代表はオファーを出している語る一方で、中井は「オファーがない」と言っている現状をストレートの捉えると、間に入っている「側近」がオファーを受けても中井に伝えていないだけなのではないかと邪推しています。
中井が日本の女子格闘技界の中でも知名度・実力ともにトップクラスにいるのは間違いないでしょう。それが本人も把握していないようないざこざで試合から遠ざかって、観戦出来なくなるのはもったいないの一言。コロナ禍でイベンターもジム関係者も選手も苦しい状況に置かれているだけに、小さなコップの中で足を引っ張り合っている時間と余裕は一切ありません。好転する事を願います。