UFC on ESPN14:メインイベント・ロバート・ウィテカー vs. ダレン・ティル

ミドル級5分5R。ウィテカー1位、ティル5位。

前王者ウィテカーの復帰戦。王者時代は直前に2度の欠場があり、タイトルを獲得した際に対戦したロメロ相手に防衛したが、昨年10月の2度目の防衛戦でイスラエル・アデサニヤに2度ダウンを奪われ完敗。まだ29歳だが、王座から陥落したことで一時はモチベーションを失っていた。今回、試合前のインタビューでは再び戦う意欲が湧いてきたとコメントしているが、はたしてどれだけ戻っているか。空手ベースのストライカー。

元キックボクサーのティルはウェルター級では体重オーバーでスティーブン・トンプソンと対戦し、かなり微妙な判定勝ちでランキング1位となりタイトル挑戦したものの、ウッドリーにはパンチでダウンを奪われダースチョークで一本負け。さらにホルヘ・マスヴィダルにもKO負けし、もともと減量がきつかったこともあり前回からミドル級に転向。初戦でトップランカーのガステラムに勝利したが、やはり微妙な判定勝ちだったため、王座挑戦権はヨエル・ロメロに。今回も勝てばタイトル挑戦のチャンスがありそうではあるが。

間合いを詰めるティル。ウィテカーは重心を落とした構えで距離を取る。まだ両者パンチの間合いの外。ウィテカーがパンチで飛び込むと交錯して下になったウィテカー。押されただけか?パウンドを狙ったティルだがウィテカーすぐにタックルに入ると立つ。大振りの左を振り回すウィテカーだが空振り。逆にティルの左がヒット。また左。ウィテカーのワンツーは空振り。離れた。詰めるティル。ケージを背負うウィテカー。ティル左ハイ。ウィテカーの右ハイは空振り。ウィテカーの飛び込んでの右ハイをスウェーでかわしたティル。残り1分。左で飛び込んだティルだがかわしたウィテカー。左のダブルを当てたウィテカー。右。ホーン。

1Rはクリーンヒットの数でティルだと思うが、スタッツだと若干ウィテカーのヒット数が上。

2R。飛び込んできたティルに左を合わせたウィテカー。ティルのローに左右のパンチを合わせる。ウィテカーの飛び込んでの右がヒット。バランスを崩したように倒れたティル。下からホールディングするティル。インサイドからパウンドを入れるウィテカー。ハーフから右の強いパウンド。ティル苦しげな表情。亀になったティル。押さえ込まれる前に立つと正対し離れた。出ていくティル。ウィテカーは下がって距離をキープしつつ飛び込むフェイントを見せる。フェイントだけで出ないウィテカー。ティルも入っていけない。左右のパンチを放つウィテカー。右ハイ。ホーン。

2Rウィテカー。

3R。ウィテカーワンツー。ティル飛び込んで左を打ち込む。ウィテカーが出るところに左がヒット。ウィテカーまた飛び込んで右。ティルの左がヒット。ウィテカーワンツーで出た。みあいがつづくが、ウィテカーが意表をついたタックル。しかし倒せず離れる。ウィテカーの飛び込んでの右は空振り。残り1分。ウィテカーまたタックル。ケージに押し込むが、倒せないと見て離れる。ウィテカーが左で飛び込んだがかわされた。ホーン。

3Rヒット数ではウィテカー。

4R。ティルがワンツーで飛び込んだが空振り。両者見合いで飛び込むフェイント。左で飛び込んだティル。ヒット。さらに出てワンツー。また入った。ティルじわじわと出る。ウィテカーが飛び込んでパンチを放つ。ウィテカーのニータップは止めた。ティルの左がヒット。残り1分。間合いがつまり首相撲を狙ったが、ウィテカーがパンチを入れて離れる。ティルの左がヒット。ウィテカーシングルレッグ。離れ際にパンチを入れる。ホーン。

4Rも僅差。

5Rウィテカー飛び込むがティルのパンチがヒット。ウィテカーシングルレッグ。放してパンチを入れる。ティルの左がヒット。ウィテカー距離を取るが、また飛び込んでパンチを打ち込む。ティルワンツー。ウィテカータックル。放した。ティルが踏み込んで左。もう一発。ローを入れるウィテカー。ニータップからパンチを入れたウィテカー。残り1分。ウィテカーシングルレッグから倒した。すぐ立ったティルだがバックを取ったウィテカーがまた投げる。また立ったティルだがウィテカーがケージに押し込む。タイムアップ。

最後のテイクダウンは迷っているジャッジがいたらウィテカーに入れやすい攻めだが。両者勝利アピール。

三者48-47でウィテカー勝利。素直に勝利を称えるティル。

mmadecisions.com

セミに続いて、メインも評価が分かれる試合だった。

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