ヘビー級。元王者ヴェウドゥムは禁止薬物使用による欠場期間もありランク外。グスタフソンはライトヘビー級7位。
5月に2年の出場停止開けの再起戦をアレクセイ・オレイニク相手に行ったヴェウドゥムだが、腹回りがブヨブヨのバットシェイプ。タックルもスローでグダグダの内容となり、スプリット判定負け。しかし前回はパンデミックの影響で、試合に向けたスパーが殆どできなかったとのこと。試合勘を取り戻すために連戦を希望したとのことで、2ヶ月半での再登場となる。
ライトヘビー級王座に3度挑戦したグスタフソンだが、いずれも敗戦。2018年12月の暫定王座決定戦では、ブランクのあるジョン・ジョーンズ相手に優勢に試合を進めていたが、3Rにテイクダウンされるとパウンドを打ち込まれKO負け。さらに昨年6月、地元スウェーデンでアンソニー・スミスと対戦すると、やはり優勢な展開から、4Rにチョークで逆転負け。負けたショックからか、試合後に引退を宣言していた。しかしまさかのヘビー級での再起を宣言。ライトヘビー級時代はかなり減量をしていて、本人はヘビー級での動きの方がいいと言っているが、実際のところどうなのか。計量ではライトヘビー級よりも15kg重い108.9kgでクリア。
若干ぽっちゃりのグスタフソン。増量したというより、ナチュラルで減量していない感じ。ヴェウドゥムは前回よりは絞れているが、やはり脇腹に肉が余った体型。年齢的に仕方ないか。
前回同様、ステップしながら打撃を出していくグスタフソン。ボディから顔面。ヴェウドゥムシングルレッグ。ディーブハーフへ。切って立とうとしたグスタフソンだが追いかけてバックを取ったグスタフソン。バックから腕十字。亀になりクラッチちて耐えるが、仰向けになりスパイダーウェブに。クラッチを切ってタップアウト!
今日は極めの強さを見せたヴェウドゥム。グスタフソンはヘビー級での動きを見せる前に終わってしまった。