【写真】ノーサブでもノーギ柔術で優勝したイゴール、柔術が強いので安定度も高い(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET
<90キロT決勝/10分1R>
イゴール・タナベ(ブラジル)
Def. by 腕十字
グラント・ボグダノフ(米国)
すぐに引き込んだイゴールが、ヒップスローからハイガードへ。この足を取ったボグダノフが立ち上がろうとするとイゴールが、ジャンピング三角を狙う。果敢に寝技でイゴールに挑むボグダノフはバック狙いを逃げ、草刈を仕掛ける。イゴールは座ったままで足を狙い、ボグダノフが担いでくると前転からクローズドに戻る。
ハイガードから足をすくったイゴールは、ボグダノフの右腕を取り腕十字でタップを奪う。これでIGLOO勢が3月の65キロ級Tから数えて、GFTで4階級制覇を果たした。
「イグルーの皆が優勝して、初めて子供の前で勝てて最高です。苦しい時、特に減量の時にストレスがたまっていたけど、乗り越えることができたのは奥さんのおかげです。僕はモッティに影響されて、本当はヒールを極めたかったんですけど……腕を取れて良かったです。皆が決勝はリダと僕になると思っていたけど、僕はグラントとやってきた彼と決勝を戦うつもりでした。イグルーが4階級を制したことは、凄く嬉しいです。仲間、皆で勝てて最高です。今後は誰とでもやるので、90キロ級で俺と強いと思う人とやるならやりましょう」とイゴールは話した。