UFC on ESPN+36:セミファイナル・ドナルド・セラーニ vs. ニコ・プライス

ウェルター級。

ライト級で2連敗した後、ウェルター級に戻した再度2連敗し、現在4連敗中のセラーニ。相手はファーガソン、ゲイジー、マクレガー、ペティスとトップクラスばかりとはいえ、ファーガソン・ゲイジー・マクレガーにはKO負け。名勝負製造機で、今年もこれで3戦目と相変わらずハイペースに試合をしているが、37歳で確実にダメージの蓄積はある。

プライスはまだ30歳で、UFCでの11戦(6勝4敗1NC)は、KO勝利後にノーコンテストに変更となった試合を含めてすべてフィニッシュ決着。直近の6戦はKO勝ちとKO負けを交互に繰り返していて、勝った試合ではすべてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。前回はヴィセンテ・ルケに激闘の末KO負け。

距離を詰めるプライス。ケージまで詰めて前蹴り・膝。猛攻。首相撲から肘連打。セラーニ防戦一方。パンチをボディ・顔面に打ち込むとまた首相撲から肘連打。弱ってきたセラーニ。四つに組むがプライスがケージに押し込むと膝を打ち込む。離れ際に左ハイを放ったセラーニ。打ち合い。プライスのアイポークにがありタイムストップ。再開。出ていくプライス。パンチを打ち込む。セラーニもらいながらも打ち返すが押されている。タックルに入るセラーニだが切られた。またプライスがアイポーク。再開後も打撃で出るプライス。ホーン。

1Rプライス。

2R。左ボディを入れたプライス。先手を取っていく。このラウンドはセラーニも後手ながら手数は五分。タックルを見せたがプライス切った。どんどん出ていくプライス。三連打がヒット。さらに左ミドル連打。セラーニも打ち返す。詰めていくプライスに下がるセラーニ。ホーン。

2Rもプライス。

3R。パンチを打ち込むプライスに組み付いたセラーニがボディロックからテイクダウン狙い。こらえて離れたプライス。またパンチで出ていく。が、両者アイポークでタイムストップ。再開。だんだん雑になってきているプライス。攻め疲れもあるか。セラーニタックル。倒されかけてこらえたプライスだが、セラーニ背中に乗った。そのまま倒そうとするがこらえているプライス。引き剥がして前に落とした。セラーニ立ってスタンド。プライスの動きが落ちている分、スタンドでも差がなくなってきている。残り1分。四つに組んだセラーニ。脇をくぐってバックに回ると左ハイ。疲れがあるプライスだが前に出て手を出していく。手数を増やしたセラーニだが時間がない。打ち合いからハイでセラーニがスリップダウンしたところでタイムアップ。

29-27セラーニ、28-28×2の1-0ドロー。プライスは怒り心頭。

プライスに1Rアイポークでの減点があり9-9、3Rはセラーニでドロー。セラーニに入れるジャッジはないと思うが、プライスは攻め疲れで後半雑になっていた。

タイトルとURLをコピーしました