【DEEP】速報中!DEEP 97 IMPACT

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昨日の修斗昼夜興行に引き続き、今日は後楽園ホールではDEEP 97 IMPACTが開催されます。KINGレイナの契約体重オーバーというどうしょうもないニュースも飛び込んできましたが、メインの弥益ドミネーター聡志(team SOS)×牛久絢太郎(K-Clann)のフェザー級タイトルマッチを含む凝縮の全8試合。今宵も電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 バンタム級】
◯原虎徹(CAVE)
(判定3-0)
×日比野“エビ中”純也(ISHITSUNA MMA)
1R、日比野はチャンスを見てタックル。しかし原はしっかりと切る。だが時間が経過していくと徐々に日比野ペース。しつこいタックルでテイクダウンするとグラウンドをコントロール。優位に試合を進めてラウンドを終えた。
2R、開始直後から原の左フックがヒット。嫌がった日比野はタックル。しかし原はしっかり切ってバックに回る。日比野は立ち上がるが原はバックに張り付いてチョークを狙う。日比野はグラウンドに持ち込むと正対して逆にタックルで倒しにかかるがテイクダウンし切れず試合終了。微妙な判定は原に軍配です。


【第2試合 ウェルター級】
◯米田奈央(フリー)
(判定3-0)
×泰斗(高本道場)
1R、開始直後のパンチの交差。米田がカウンターのタックルでテイクダウン。サイドに移行すると立ち上がる泰斗を無理やり寝かす。さらにバックに回る。グラウンドコントロールは抜群。泰斗を亀にしてグラウンドを制圧。終了間際にはチョークであわやの場面を作る。
2R、開始直後にミドルをクリーンヒットさせる泰斗。さらにタックルに合わせて膝を入れる。しかし米田は強引にテイクダウン。上を固める。泰斗はどうにも返せず時間が経過していく。残り1分半で米田はマウント。泰斗は一瞬脱出しかけたが米田は素早くテイクダウン。逃がさない。結局このまま試合終了。米田が判定を制した。


【第3試合 フライ級】
×ランボー宏輔(パラエストラ千葉)
(2R TKO)
◯藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
1R、序盤から藤田のパンチがキレキレ。強烈な左右のフックにボディ。たまらずランボーは組みつくがテイクダウン出来ずにブレイク。中盤には藤田のフックでランボーはグラつく。藤田は見逃さずにタックルでテイクダウン。バックに回ってチョークであわやの場面を作ってラウンドを終えた。
2R、開始直後から藤田のパンチが冴える。小気味よく手数を当て、最後はフックがクリーンヒット。ダウンしたランボーにパウンドを当てるとレフェリーが試合を止めた!藤田が完全覚醒を予感させるKO勝ち!


【第4試合 キックルール 女子63kg契約】
×KINGレイナ(K-Clann)
(判定0-3)
◯熊谷麻理奈(ウィラサクレック・フェアテックス札幌)
熊谷×レイナ
レイナが計量1.5kgオーバー。減点2からのスタート。熊谷が勝った場合のみ公式記録となる。
1R、レイナは間合いを詰めてオーバーハンドのフックを狙う。ケージに追い詰める場面はあったが熊谷は寸前で回避。逆に左ジャブ、右ストレートを面白いようにヒット。さらにボディ、前蹴りも当てて手数を稼ぐ。レイナの顔面を何度も揺らし優勢に試合を進めた。
2R、レイナはオーバーハンドのフックを放つがかわされる場面が目立つ。熊谷は引き続き着実に左ジャブに右ストレートを当てて手数、有効打で圧倒しラウンド終了。
3R、あとがないレイナは前に出てパンチを振り回す。ケージに追い詰めるが熊谷はディフェンスを固めて回避。距離が離れるとテンカオ、左ジャブ、右ストレートが何度もヒットして試合終了。判定はもちろん熊谷!


【第5試合 ライト級】
◯中村大介(夕月堂本舗)
(2R KO)
×長倉立尚(フリー)
担架
1R、開始直後から長倉の打撃がキレキレ。左ジャブを的確に当てローキックで中村を腰砕けにする。中盤にはフックでグラつかせるとローキックでなぎ倒してサッカーボールキック。最後は空振りになったが中村のダメージは重い。それでも中村は持ち堪えると逆にスタンドでプレッシャーをかける。終了間際には右ストレートでダウンを奪うと得意の腕絡みから関節を狙うが長倉は耐え抜いてラウンドを終えた。
2R、開始直後から中村はイケイケ。打撃勝負を挑むと右ストレート?フックがクリーンヒット!大の字になった長倉を見てレフェリーが試合を止めた!中村が逆転勝ち!長倉は立ち上がれずに担架で退場。


【第6試合 セミファイナル DEEP女子ミクロ級(44kg)王座決定戦】
×にっせー(フリー)
(1R TKO)
◯大島沙緒里(AACC)
1R、開始直後から一気に間合いを詰める大島。ケージに追い込んでテイクダウン。素早くパスしてサイドから袈裟固めの体勢に移行。にっせーの動きを完全に封じてパウンド連打。膝でにっせーの腕を潰して削り続ける。見かねたレフェリーが試合を止めた!大島がにっせーの光を消して完封勝ち!王座戴冠です!


【第7試合 メインイベント DEEPフェザー級タイトルマッチ】
×弥益ドミネーター聡志(team SOS)
(判定1-4)
◯牛久絢太郎(K-Clann)
牛久×弥益
1R、パンチの交差から牛久が得意のタックルでテイクダウン。しかし弥益は下から腕十字を仕掛けると牛久もすぐに回避。スタンドに戻る。ここからは打撃戦。予想以上に牛久がアジャスト。ジャブを的確に当てて互角に渡り合う。終了間際に牛久がまたもタックルでテイクダウンしてラウンドをまとめた。
2R、牛久は胴タックルでケージに押し込むとバックに回る展開。しかしなかなかテイクダウンできない。やっと倒したものの弥益は下からアームロックであわやの場面を作る。だが牛久はスタンドに脱出。身体が離れると牛久はミドルを多用。さらに左フックがクリーンヒットして弥益はダウン。牛久はパウンドで追撃するが弥益は立ち上がる。すると今度は弥益のフックで牛久はグラつく。サカボキックで仕留めにいくが牛久はふらふらになりながらもタックルで組みついてラウンドを終えた。
3R、パンチの交差から牛久はタックルでテイクダウン。ここから激しいスクランブル。弥益は下から腕絡みを起点にアームロックを狙い、さらにはバックに回る。しかし先手を取るのは牛久。常によいポジションを抑えてバックもキープして試合終了。判定は牛久!新王者誕生です!


KINGレイナの減量失敗というマイナスからスタートしましたが、中身が凝縮された非常に良い大会だったのではないでしょう。4年前にパンクラスで王座奪取に失敗した牛久が悲願の王者に。那須川天心に完敗した藤田には覚醒前夜の雰囲気が漂い始め、MMA4戦目の大島沙緒里がまるで和製ロンダ・ラウジーと言いたくなるような強さで王座戴冠。数年前、いや去年でも考えられなかった光景。コロナ禍だろうがなんだろうがMMAの時計の針は確実に進んでいる。
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