【Grachan45】カーフが効いた獅庵を、徹底して削った伊藤空也がグラチャン・バンタム級王者に

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【写真】殴り合いの気持ちのテイクダウン奪取──気迫のファイトだった(C)MMAPLANET

20日(日)、東京都大田区の産業プラザPIOでGrachan45が開催された。ここではメインのGrachanバンタム級王座決定戦、伊藤空也✖獅庵戦の模様を振り返りたい。

<Grachanバンタム級王座決定戦/5分3R>
伊藤空也(日本)
Def.3-0
獅庵(日本)

ジャブ、右ストレート、ワンツーなどのパンチの交換のなか、獅庵は左ミドル、伊藤は左インサイドローを入れて右をブロックする。獅庵のボディ打ちは当たりが浅く、踏み込んで伊藤が前足でのハイキックを繰り出す。

これを獅庵がかわし、互いに左ローを蹴る。と、続く伊藤の右カーフで獅庵の体がよろける。獅庵は踏み込んで右を放つが、ここでも体が流れてしまう。

カーフで踏ん張りが効かなくなったか。伊藤は右カーフだけでなく、獅庵の蹴りに合わせて左のインサイドローを左ヒザ裏に蹴り抜く。バランスを崩し、下がった獅庵に組みついた伊藤だが、獅庵がいなして離れると右ストレートを放つ。

しかし左足は突っ立ったままで、踏み込めていない。左足に攻撃を重ねる伊藤に対し、獅庵のパンチはどうしても大振りになってしまう。

ダブルレッグでテイクダウンを決めた伊藤は、スクランブルも制し打・組ともに試合をリードしバックに回る。獅庵も胸を合わせた立ち上がりながらニータップへ。

伊藤はケージを背にして耐えると、離れて打撃戦へ。どうしてもバランスが崩れる獅庵に対し、右カーフを蹴り、スピニングバックフィストには左ストレートを合わせた伊藤が初回をリードした。

2R、獅庵の左ハイの直後に右カーフを入れた伊藤。左足が完全に効かされた獅庵は飛び込むような右を振るい、距離を詰めていくも至近距離ですら伊藤が左足を狙って蹴りを入れる。

左ローで姿勢を乱しながら、意地の右オーバーハンドを入れた獅庵の左フックはフォアアーム・ラリアットのように伊藤の側頭部を捕え、伊藤の腰が落ちる。

踏み止まった伊藤はカーフだけなく、右ローで太腿を蹴り上げ、左インサイドローで徹底して左足を削っていく。ここでのシングルを切り、がぶった獅庵に対し、伊藤は立ち上がって離れると右ローを蹴っていく。

左から右を被弾しながら右ヒザを放った獅庵だが、伊藤は右ストレート当てて首相撲からヒザ、離れてワンツー、さらに左を伸ばす。ケージに詰まった獅庵にテンカオを入れた伊藤はヒザを返されても、右フックにダブルレッグを合わせてテイクダウンに成功する。

バックを譲って立ち上がった獅庵はキムラに取るが、そのセットアップを利して伊藤がダックアンダーのような形からテイクダウンし、上を取り切る。

獅庵はクローズドガードからヒジを入れ、ラウンド終了に。立ちあがった獅庵はすぐにコーナーに戻らず、一度動きを止めてから歩き出す。明らかに痛みを見せないための一呼吸、勝負を諦めてない気持ちが伺えた。

最終回、あとのない獅庵が思い切りパンチを振るい、乱打戦に持ち込もうとする──と思いきやテイクダウンを狙いトップを取ることに成功する。

ウィザーの伊藤は内股気味に小手を効かせスクランブルに持ち込むと、ダブルからシングルに移行してリバーサル。

ここからバックに回り、寝技に持ち込んだ伊藤に対し獅庵は背中を取られた状態でシングルへ。ボディロックから体重をかけてトップを取った伊藤は、獅庵の起き上りながらのニータップには、冷静に距離を取る。

打撃戦から伊藤がダブルレッグ、右ヒザを合わせた獅庵は尻もちをつかれ、バックを譲って立ち上がる。

正対されるとヒザを突き上げた伊藤は時間が少なくなり、左右のパンチを思い切り振るう獅庵のフックを打たれる。

直後にダブルでケージに押し込んだ伊藤は、エルボーを落とされながらもダブルで獅庵を担ぎ上げ肩の上に乗せると、豪快にスラムを決める。

打撃の打ち合いでなく、インパクトのある上の取り方で試合を締めた伊藤は、Braveでの練習の成果を見せ、新バンタム級王者に輝いた。

ベルトを巻かれ、リングガールと協賛スポンサーの代表との記念撮影後に、宮田和幸がケージインし、並んで写真となると伊藤は涙を堪えることはできなかった。

■ Grachan45計量結果


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