UFC263:第8試合・エリク・アンダース vs. ダレン・スチュワート

ライトヘビー級。

3月に対戦しノーコンテストとなった試合の再戦。前回は、1Rにアンダースがパンチでダウンを奪い、パウンド連打から立って逃げようとしたスチュワートを投げて膝をつかせた状態から頭部に膝を打ち込んでしまい、アンダースの反則負けでも良さそうな内容だったが、故意ではないと判断されノーコンテストに。しかし内容ではアンダースが勝利寸前まで追い込んでいた。前回はミドル級での試合だったが、今回はライトヘビー級。

NFLと契約したこともあるエリートアスリートのアンダースは、UFC3戦目でいきなりメインに抜擢されが、その後は勝てなくなり、中堅以下の扱いに。ミドル級に戻してからは1勝1敗1NC。

サルサダンス王者のストライカー・スチュワートはアンダースとは逆に、UFCデビューから4戦で0勝3敗1NCと勝ち星に恵まれなかったが、その後は勝ち星に恵まれてきている。ノーコンテストからのダイレクトリマッチはUFCデビュー戦以来で、その時のフランシマール・バローゾ戦ではスチュワートのバッティングがあり、大げさに痛がってアピールするバローゾに対し、レフェリーが止めなかったためパウンドアウトしたところ、試合後ノーコンテストに変更され、リマッチでも判定負けしている。

打撃戦からケージで四つの攻防。膠着状態になりブーイングが出るが、残り40秒でスチュワートがテイクダウン。パウンドを入れる。ホーン。1Rスチュワート。

2R。アンダースがプレスしパンチを入れると組んでケージに押し込む。ケージ膠着。離れたがまたアンダースが組んで押し込むとブーイングが起きる。また膠着になるがアンダース離れた。最後にアンダースが少し打撃を入れホーン。

3R。ほぼ中央で四つからテイクダウンしたスチュワート。背中を向けたアンダースだが、向き直ってタックルに入りテイクダウン成功。上を取り返す。パウンドを入れるアンダース。ほぼハーフバックの体勢で、逃げられず耐えるだけのスチュワート。が、アンダースもKOするほどのパンチはない。残り30秒でスチュワートが亀から立ち上がると、押し込んだ状態で強いパンチ連打を入れるアンダース。タイムアップ。

3R10-8あるかどうか。

29-28、29-27×2の3-0でアンダース勝利。2者は3R10-8つけたか。

しかし2Rまではケージ押しくらまんじゅうが続き、3Rも最後の30秒まではキープしてのコツコツパンチだけで、重量級の割に迫力に欠けた。

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