UFC on ESPN29:セミファイナル・クレイ・グイダ vs. マーク・マドセン

ライト級。

フルラウンド動き続ける運動量が武器だったグイダだが、12月で40歳になる。衰えは顕著で最近は運動量も落ちている。それでも前回はマイケル・ジョンソンからタックルでテイクダウンを奪う展開で2年ぶりの勝利を挙げた。

デンマークのマドセンはグレコのオリンピック銀メダリスト。3タイムオリンピアンではあるが、デンマークでは不人気競技のレスリングでは食って行けず、2018年にMMA本格転向。デンマークローカルのみのイベントで8連勝すると、19年のUFCデンマーク大会でUFCデビュー。0勝1敗のダニーロ・ベルアルド、1勝1敗のオースティン・ハバードに勝利して2連勝&無敗継続。しかしここまでは明らかに相手が格下で、UFCでどれだけ戦えるかは不明。36歳。前回は後半スタミナ切れする場面もあった。今回は元五輪レスリング金メダリストのヘンリー・セフードとトレーニングを積んできたとのこと。

市でステップしながらカーフキックを蹴るグイダ。マドセンは間合いを詰めてパンチを打ち込んでいく。グイダ足を止めて左右のフックを振り回す。マドセン組み付いて膝。引き剥がすグイダ。追いかけてケージ際に詰めるマドセン。グイダの左右のフック。右がヒットし一瞬膝をついたマドセンだが組み付いていく。離れ際に左をヒットさせたマドセン。ステップするグイダを追いかけていく。ケージに押し込みボディに膝。離れた。残り1分。マドセンケージに詰めようとするがパンチを放って引き剥がすグイダ。また組んでいく。しかしグイダ引き剥がした。ホーン。

1R手数ではマドセン。グイダが一瞬膝をつかせたパンチをヒットさせたのがどこまで評価されるか。

2R。グイダが出てきた。マドセンタックルに入るが受け止められる。グイダカーフキック。足が流れたマドセンだがカーフキックを打ち返す。組もうとしたマドセンだがグイダがパンチを打ち込んで引き剥がす。マドセン組んでケージに押し込むとボディに膝。グイダ離れた。またカーフキックを入れたグイダ。マドセンちょっと出られなくなったか。ホーン。

2Rも僅差。

3R。両者ちょっと間合いが遠い。パンチがヒットしない距離。しかしグイダはカーフキックを入れる。マドセンもパンチを出しているが距離が遠くヒットしない。両者手を出しているが当たらず。マドセン間合いを詰めて組もうとする。組ませず離れるグイダだが離れ際にパンチを入れたマドセン。残り1分。ひたすらステップを続けるグイダ。残り20秒でマドセン組んでケージに押し込むがグイダ離れる。パンチを出していくマドセンだがビッグヒットがないままタイムアップ。

全ラウンド微妙。

29-28、28-29、30-27のスプリットでマドセン勝利。

勝ったマドセンは絶叫。

しかし両者ともに決定打はなかった。マドセンは同じレスリングバックボーンのグレゴール・ギレスピに対戦要求。

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