UFC on ESPN+50:セミファイナル・イオン・クテラバ vs. デビン・クラーク

ライトヘビー級。

クテラバはUFC4勝5敗1分け。昨年はマゴメド・アンカラエフに秒殺KO負け。ストップが早いということで即再戦が組まれたが、コロナによる延期でようやく10月に再戦したものの、やっぱり1RKO負けで結果2連敗。今年5月にはUFCファイターからキックに転向し、再びUFCに戻ってきたダスティン・ジャコビーと対戦。1Rはバックを取って攻め続けていたが、2R移行は打撃で押される展開となり、三者三様のドローに。23戦で判定までもつれ込んだのは3回目で、MMAでの15勝中、1R勝利が13回ある(UFCでも4勝中3回が1RKO)。モルドバ出身で、サンボ・柔道・キック・コンバットレスリングの経験がある。

クラークはUFC6勝5敗のノーランカーだが、前戦のアンソニー・スミス戦では、試合前日にメインが消滅したことで、急遽UFCで初のメインに登場。が、上位ランカーのスミスとは明確な実力差があり、テイクダウンを返したタイミングで三角に入られ一本負け。レスリングがバックボーンで、押さえ込みを武器に12勝中8つの判定勝ち。UFCでの6勝もすべて判定。一方、負けはすべてフィニッシュされての負け。

クラークいきなりタックル。ボディロックしテイクダウンへ。クテラバケージで耐える。こらえて膝。クラークは肘を入れ離れる。クテラバがプレスしていくがクラークカーフキック。両者警戒していてなかなか間合いに入らない。クラーク飛びこんで左をヒット。間合いを詰めたクテラバにテンカオ。カーフキック。クテラバ飛び込んで右を打ち込むとクラークダウン!肘・パウンドを落とす。決まるかと思ったがクラークバックを取られた体勢から立とうとする。崩してハーフバックにしてパウンドを入れるクテラバ。また立ったが投げてテイクダウン。残り40秒。クテラバパウンド。亀で凌ぐクラークだが殴られていてピンチ。なんとか立ったがなおも打たれる。クラーク打ち返したがクテラバテイクダウンするとマウント!が、上から肘を落としたところでホーン。

1Rクテラバ。

2R。クラーク打撃を打ち込んでいったが、ミドルを放ったところでタックルに入られるとクテラバそのままマウント。ハイマウントから肘。一度しっかり押さえたクテラバだがまたじわじわ上がっていく。が、クラークブリッジで脱出。スタンドへ。クテラバタックル。ボディロックしスタンドでバックへ。顔面に膝。投げて倒したが押さえ込ませず立ったクラーク。しかし時間がない。ホーン。

2Rクテラバ。3R開始前にクラークのドクターチェックが入るが続行。

3R。クラークいきなりタックル。倒せず。逆にクテラバがシングルレッグ。軸足を刈ってテイクダウン。クラークハーフからキムラを狙ったが抜かれてマウントに。亀になったクラークに腕十字を狙ったがクラーク立って脱出。クテラバまたタックル。テイクダウン。クテラバ足をサバいてパスするとマウント。ハイマウントから肘。ブリッジで脱出したクラーク。残り1分。パンチで出るクラークにクテラバがタックルに入るが潰して上を取ったクラーク。起き上がりパウンドを落とすがクテラバ立つ。立ち際に顔面に膝。クテラバは膝をマットに着いていたように見えたが、クテラバがそのまま組み付いてテイクダウン。タイムアップ。

30-27、29-26、29-27の3-0でクテラバ勝利。

1Rを見る限りフィニッシュできそうだったが、その後も圧倒しながらも仕留めきれず。

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