UFC on ESPN+52:第6試合・サビーナ・マゾ vs. マリヤ・アガポワ

女子フライ級。

長身でムエタイベースのマゾはまだ24歳と若い。UFCデビュー戦はマリーナ・モロズにスタンドで打撃をもらう展開で判定負け。しかしそこから3連勝。前回はタイトル挑戦経験のあるアレクシス・デイヴィスと対戦。蹴りをキャッチされ倒されると、グラウンドでは一方的に攻められ判定負けで連勝ストップ。

カザフスタンのアガポワはUFC1勝1敗。最近増えてきた中央アジアの選手だが、イスラム教徒が多いカザフスタンでは女子選手は少ない。アガポワは元々ボクシングから格闘技を始めたが、国の支援が打ち切られたためMMAに転向しアメリカに移住。現在はATTに所属している。UFC初戦は階級下のハンナ・サイファーズ相手にアグレッシブに攻め、左ハイでダウンを奪ってからのチョークで一本勝ち。8月の2戦目ではシャナ・ドブソンと対戦し、1Rからラッシュで仕留めに行ったが、攻め疲れして2Rに失速。マウントでのパウンド連打で動けなくなりレフェリーストップ負け。アグレッシブな反面、攻めが雑すぎた。

距離を詰めていくマゾだがアガポワが下がりながらパンチを当てていく。マゾがケージ際まで下がらせると組み付いた。しかし引き剥がすアガポワ。またケージに詰めたマゾがパンチを打ち込むがアガポワも打ち返す。サークリングしながらパンチを当てていくアガポワ。右がクリーンヒット。パンチから左ハイ。出ていくマゾだがヒット数ではアガポワが圧倒。的確に連打をヒットさせる。アガポワバックブロー。ボディから顔面に打ち込む。ホーン

1Rアガポワ。

2R。マゾまた出ていくがアガポワのパンチを貰う展開。カーフキックを出すようになったマゾだが軽く打っているだけで効果は薄そう。ひたすら追いかけていくマゾ。アガポワのボディがヒット。ワンツー。マゾ鼻血。1Rほどの手数の差はないが、やはり上回っているのはアガポワ。残り1分でタックルに入るマゾ。アガポワはスタンディングでギロチンに抱えたが、放して距離を取る。終盤パンチを打ち込んだマゾだがアガポワも打ち返してホーン。

2Rアガポワ。

3R。変わらずサークリングしながらパンチをヒットさせていくアガポワ。マゾタックルに入るが受け止められた。スタンドで出てきたマゾに左フックを打ち込みヒット!マゾ前のめりにダウン!膝をついたマゾに瞬時にチョーク!タップアウト!

ダウンから流れるようにチョーク。ずっと距離を取り続けて消極的にも見えたが、今回は雑な攻めがなかった。

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