UFC on ESPN+57:第4試合・シャルル・ジョーダイン vs. アンドレ・イーウェル

フェザー級

カナダのジョーダインはUFC6戦のキャリアがあり、2勝3敗1分けだが、話題になるのは韓国大会でチェ・ドゥホからアップセットKO勝利を奪ったのが唯一。キャリア11勝全てがフィニッシュ勝利(8KO、3一本勝ち)。

フットボールプレイヤーだったイーウェルは大学時代に突然ロイ・ジョーンズJrに憧れボクシングに転向(4戦0勝4敗)。その間に息子が生まれたが、パートナーとは別れ、親権は母親に。自分に価値があることを裁判所に認めさせるために、MMAでの成功を誓うと、UFCデビュー戦でいきなり元王者のヘナン・バラォンを破った(当時のバラォンはすでに全盛期の力がないことが明らかではあったが)。長いリーチからのパンチが武器。UFC戦績は4勝4敗。

打撃戦。プレスしていくジョーダイン。イーウェルは距離を取りつつ、間合いを詰めるジョーダインにパンチを打ち込む。ジョーダイン踏み込んでパンチを打ち込み。右ミドル。イーウェルのワンツーがヒット。ジョーダインはカーフキック。下がるイーウェル。左ハイを入れたジョーダイン。またカーフキックを入れるがそこにパンチを合わせたイーウェル。またワンツー。ほぼヒット数が五分の状態で残り1分。ジョーダイン飛び膝を放つがヒットせず下に。この時間で下になったのは痛い。しかしガードから立ち上がったジョーダイン。前に出てパンチ・蹴りを打ち込む。ホーン。

1Rは僅差だが、最後に下になっても攻めさせる前に立ち上がり、その後に打撃をヒットさせたジョーダインか。

2R。間合いを詰めるジョーダイン。カーフキック。足が流れるイーウェル。スイッチして蹴られた足を下げた。またスイッチするとまたカーフキックを蹴られる。今度はスイッチした右足にもカーフキック。さらにハイ。イーウェル手が出ない。逆にローを放ったイーウェルだがジョーダインがパンチを合わせる。ようやく手数を増やしてきたイーウェル。しかしジョーダインがプレスし左ボディ。パンチで飛び込むと組み付いたが、、離れ際にパンチを入れた。ボディブローから首相撲の膝。ケージを背負ったイーウェルにパンチを打ち込む。イーウェルは状態の動きでかわそうとするが、ジョーダインラッシュ!パンチ・膝の連打をもらい、距離を取ろうとしたイーウェルだが足がもつれて下に。ジョーダインパウンド。ギロチンに抱えたが放してまたパウンドラッシュ。またギロチンを狙ったがホーン。

2Rジョーダイン。差がついてきた。

3R。なおもパンチ、カーフキックで攻めるジョーダイン。左ボディ。さらにケージに詰めて連打。イーウェルも圧されつつ手を出しているが、ガードが下がってきた。また左ボディを入れるジョーダイン。リードしているが倒しに行っている。ケージに押し込むとボディに膝。嫌がったイーウェル。雄叫びを上げてパンチを打ち込んだジョーダイン、がぶって膝。イーウェル耐えるだけ。放してパンチ連打。スピンキック。最後に前蹴りでふっとばしたジョーダイン。タイムアップ。

30-26、30-27、29-27の3-0でジョーダイン勝利。

2Rはジョーダインに10-8をつけたジャッジもいたか。初の判定勝利となったが、リードしていてもフィニッシュしようとする姿勢が良かった。

ボクシングスタンスで前足重心のイーウェルは両足をカーフキックで削られ、最後はKOを防ぐので精一杯に。

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