五輪のボクシング競技で連覇し、プロボクシング元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)が、ロシアの侵攻を受けている母国ウクライナのため、領土防衛隊に参加した。ウクライナ・オリンピック委員会が28日、インスタグラムでロマチェンコが軍服に身を包み、機関銃を肩にかけた写真を投稿した。
ロマチェンコは当初、ギリシャに滞在していると報じられていたが、ビルゴロド―ドニストロフスキーの領土防衛に参加していることなどが伝えられた。
ロマチェンコは北京、ロンドン五輪連覇などアマチュア時代は396勝1敗を誇る名ボクサー。プロではフェザー級(57・1キロ以下)、スーパーフェザー級(58・9キロ以下)に続きライト級(61・2キロ以下)で勝って史上最速となる12戦目で世界3階級制覇を達成したスーパースターだ。ライト級の3団体王座を獲得後、テオフィモ・ロペス(米国)に敗れたものの、昨年5月に中谷正義(帝拳)と再起戦を戦った。
ワシル・ロマチェンコ(Wikipedia)
ワシル・ロマチェンコのプロフィールはこちらを参照。ロシアのウクライナ侵攻は格闘技界にも大きな影響を及ぼしています。続きを読む・・・