モラエスはWSOFの絶対王者からUFCと契約し、初戦でいきなりスプリット判定負けしたが、そこから4連勝すると、当時の王者ヘンリー・セフードに挑戦。しかし3Rにパンチを効かされKO負け。そこから、ジョゼ・アルドに判定勝ちするも王座挑戦権は持っていかれ、サンドヘイゲン・フォント・デヴァリシビリに3連続KO負け。ランキングも10位まで後退した。前戦は序盤にパンチを効かせて大チャンスを作ったが、仕留めきれずに失速し、2Rにテイクダウンからのパウンドで逆転負けを喫した。
ヤドンは中国No.1プロスペクトとして、苦手なタイプとの対戦を避けたマッチメイクで育てられてきたが、コディ・スタマン、マルロン・ヴェラ、カイラー・フィリップスにテイクダウンを奪われ苦戦する展開が続いた。ここ2戦は中堅以下の格下相手にテイクダウンされても押さえ込まれ続けない戦い振りを見せているが、ランカー相手にも同じ戦い方ができるか。まだ24歳。実績は圧倒的にモラエスだが、ダメージの蓄積でもモラエスが上回ってしまっている。
いきなり詰めていくヤドン。左ハイ。右フックがヒットしモラエス一瞬手をつく。出ていくヤドン。モラエス距離を取るがまた右フックをもらった。左右のボディを入れるヤドン。プレスしてくるヤドンのジャブを合わせるモラエスだが、ヤドンのコンボからの右アッパーがヒットし仰向けにダウン!追い打ち不要のKO!
ヤドン、元タイトル挑戦者に圧勝。勝利者インタビューではドミニク・クルーズとの対戦をアピールした。
モラエスはやはり打たれ弱くなっているか。これで4試合連続KO負け…。