ウェルター級。
2017年の日本大会で中村K太郎にスプリット判定負けしたモロノだが、その後8勝3敗で、UFCの勝利数を二桁に乗せて現在3連勝中。前回はCMパンクのUFCデビュー戦の相手も勤めて知名度のあるミッキー・ガルに勝利。K太郎戦の頃は全ザ・ファイターの一人というポジションだったが、少しずつランクを上げてきてランカー手前の存在になっている。テコンドー・柔術の黒帯。
大学時代アメフトの選手だったセメルスバーガー。UFC4勝1敗。負けた相手はケイオス・ウィリアムズ。タックルを切り、テイクダウンされても立上がり打撃で勝負するスタイル。ここまでは前座クラスの試合のみで、戦績が良くなってきた所で中堅クラスとの対戦が組まれた。
打撃戦。ワンツーを入れるモロノ。積極的に手を出していく。セメルスバーガーは様子見。詰めていくセメルスバーガー。組んでいくセメルスバーガー。ケージに押し込む。残り1分。モロノ肘を入れて引き剥がす。両者明確なポイントはないが攻めに行かない。ホーン。
1R手数でモロノ。
2R。出てくるセメルスバーガーにワンツーを入れるモロノ。セメルスバーガーも手を出しているがヒット率が低い。モロノがパンチをヒットさせていく。セメルスバーガーが詰めながらパンチを打ち込むが、モロノかいくぐってタックル。四つからテイクダウンを狙うが、セメルスバーガーこらえた。さらにテイクダウンを狙ったが、逆に潰して上に。モロノガードから腕十字。しかしセメルスバーガーディフェンスすると強烈なパウンド連打。さらに足をサバいてパウンド。ホーン。
2R終盤のパウンドでセメルスバーガーがチャンスを掴んだが、それまでの手数でモロノ。セメルスバーガーは左目下が大きく腫れていて、開始前にドクターチェック。続行。
3R。セメルスバーガーパンチでガンガン出る。飛び膝!ヒットしダウン気味に倒れたモロノ。脇を差して立とうとするモロノをオーバーフックして押さえ込む。モロノまた腕十字。呼んでいるセメルスバーガー。パウンド。モロノ亀から立つが、セメルスバーガー放さず押し込む。離れ際にバック肘。セメルスバーガーパンチで出て行くが、やはりヒット率が低い。それでも手を出すセメルスバーガー。左がヒット。打ち負けていても手数を出すセメルスバーガーだが、時間が過ぎていく。残り1分。モロノ四つから外掛けテイクダウン。セメルスバーガーこらえた。打撃で出るセメルスバーガーだが、モロノテイクダウン狙いで凌ぐ。タイムアップ。
29-28×2、30-27の3-0でモロノ勝利。
セメルスバーガー最後に逆転を狙っていったが、及ばず。