UFC on ESPN+67:セミファイナル・ロバート・ウィテカー vs. マーヴィン・ヴェットーリ

ミドル級。1位ウィテカー、2位ヴェットーリ。

ミドル級転向後、現王者アデサニヤにしか負けていないウィテカー。初戦はKO負けしたが、前回2月の挑戦ではテイクダウンを使って接戦に持ち込んだものの及ばず。空手ベースの打撃+グラップリングのスタイル。

隣国イタリアのヴェットーリはUFC8勝3敗1分けで、直近の2敗はやはりアデサニヤ。初戦では、アデサニヤをキャリア初のスプリット判定まで追い込んだが、そこから5連勝して昨年6月にタイトル挑戦した際には、1度だけテイクダウンからマウント→チョークでチャンスをつかんだ場面があったものの、それ以外は見せ場なく、スタンドでケージに押し込むだけ、テイクダウン出来ても攻めるところまで行けずに、退屈な内容でのフルマーク判定負け。前戦のコスタ戦はコスタが体重を落とせずライトヘビー級マッチになったが判定勝ち。キックから格闘技を初めて打撃も強いが、テイクダウンからのグラウンド勝負がメイン。

両者ともアデサニヤに連敗しており、現時点で再挑戦への期待感は薄い。11月にアデサニヤに挑戦するアレックス・ペレイラが勝って新王者になった場合、内容にもよるがダイレクトリマッチが組まれそうなので、そうなるとさらに待たされることになりそう。

飛び込んでジャブを入れたウィテカー。カーフキック。詰めてきたヴェットーリに右がヒット。なおも詰めるヴェットーリだが、先にウィテカーが飛び込んでパンチを放っていく。詰めるが手が出ないヴェットーリ。先にジャブを出していくウィテカー。前蹴り。組んだヴェットーリ。四つから投げを狙うが引き剥がすウィテカー。残り1分。ヴェットーリのパンチをかわしてウィテカーがパンチをヒットさせていく。ジャブ。ホーン。

1Rウィテカー。

2R。ウィテカーが距離をキープしつつ前蹴りで牽制。飛び込んでの右ハイはかわされた。また組み付いたヴェットーリだが引き剥がされる。ウィテカー飛び込んで右がヒット。さらに前蹴り。ノッてきた。右がヒット。右ハイ。さらにスタップインしてジャブを入れる。ヴェットーリこのラウンドは手が出ていない。残り1分。ウィテカーがパンチから右ミドル。ウィテカーがスタンドで優勢のままホーン。

2Rウィテカー。

3R。圧を強めてきたヴェットーリだが、間合いに入るとウィテカーの前蹴りをもらう。ケージにつまらないようにサークリングしながらパンチを入れるウィテカー。ヴェットーリのワンツーがヒット。ウィテカーの右ハイ。腕でブロックしたが、ブロックの上からもちょっと効いたか。フィニッシュが必要なヴェットーリだが手が出ない。ウィテカーの右がヒット。ヴェットーリタックルへ。ケージでこらえるウィテカー。離れた。ウィテカー飛び込んでの右がヒット。右ハイ。残り1分で虚を突いたダブルレッグでテイクダウンしたウィテカー。パンド。ヴェットーリの立ち際にパンチを入れる。残り30秒。ハイで下がらせるウィテカー。カウンターの左がヒット。タイムアップ。

30-27×2、29-28でウィテカー勝利。

危なげなく完勝したが、これで5年間フィニッシュ勝利なし。これではタイトル挑戦の機運は上がってこないか。

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