UFC on ESPN+68:オッズ/予想と展望

コーリー・サンドヘイゲン 1.53
ソン・ヤドン 2.60
チディ・エンジュクアニ 1.83
グレゴリー・ホドリゲス 2.00
アンドレ・フィリ 1.80
ビル・アルジオ 2.05
ジョー・パイファー 1.23
アレン・アメドフスキー 4.50
タナー・ボーザー 1.61
ホドリゴ・ナシメント 2.40
アンソニー・ヘルナンデス 1.57
マルク・アンドレ・バリオー 2.50
デイモン・ジャクソン 2.50
パット・サバティーニ 1.57
トレヴィン・ジャイルス 1.48
ルイス・コシ 2.80
アスペン・ラッド 1.71
サラ・マクマン 2.20
デニーシ・ゴメス 2.75
ローマ・ルックブンミー 1.49
トレイ・オグデン 3.55
ダニエル・ゼルフーバー 1.33
マリヤ・アガポワ 2.35
ジリアン・ロバートソン 1.65
トニー・グレーブリー 2.35
ジャビッド・バシャラート 1.65
ニコラス・モッタ 1.53
キャメロン・ヴァンキャンプ 2.60

メインはバンタム級ランカー対決。4位サンドヘイゲンに10位のソン・ヤドンが挑む。

元キック王者サンドヘイゲンは、現王者スターリングにはテイクダウンからのチョークで秒殺負けしたが、マルロン・モラエス、フランク・エドガーのトップランカーには連続KO勝ち。昨年7月に、元王者でドーピングによる2年の出場停止明けのTJ・ディラショーと対戦。接戦となったが、ディラショーがブランクを感じさせない動きで、サンドヘイゲンは組まれてスタンドバックを奪われる展開でスプリット判定負け。ディラショーの負傷により暫定王座決定戦のチャンスが巡ってきたが、ピョートル・ヤン相手に前半は打撃でリードしていたものの、後半ギアを上げてくるヤンにダウンを奪われ、そのまま引っくり返されての判定負けで連敗中。

相手の中国No.1プロスペクト・ヤドンはまだ24歳。打撃は強いがテイクダウンされた後の対処に難がある選手。UFCと契約後は相性がいい相手との試合が続き、打撃で圧倒する試合が出来ていたが、相手のレベルが上がるにつれて苦戦するようになり、7戦目のカイラー・フィリップスにはついに判定負け。そこから徐々にテイクダウンディフェンスを向上させてきて、前回は元タイトル挑戦者のマルロン・モラエスに1RKO勝ち。今アジアの男子UFCファイターではもっともタイトル挑戦に近い存在。つまりは、バンタム級アジア最強ファイターということになる。

連敗中のサンドヘイゲンだが、ヤンは別格として、ディラショー相手には内容では負けていなかったし、評価は落ちていない。打撃だけでなく、グラウンドも向上してきている。対するヤドンは、UFCで初めて打撃で上を行くであろう相手との対戦に。得意の打撃で上回れない相手に新たな引き出しを見せるのか、それとも打撃で真っ向勝負するのか。相性はかなり悪い相手だと思うが、オッズはアンダードッグであるものの、そこまでの大差ではない。

期待感は大きいヤドンだが、相性の悪さを考えて、サンドヘイゲンが圧倒しての判定勝ちと予想。

セミはBellatorで8戦していながら、コンテンダーシリーズからUFC契約を決めた遅れてきたルーキー・エンジュクアニが抜擢。今年2月のUFCデビュー戦で16秒KO勝ち、5月の2戦目も1RKO勝ちしているストライカー。相手のホドリゲスはUFC3勝1敗で、柔術ブラジル王者にもなっているグラップラーだが、UFCでは2度のKO勝ちもあり、トータルファイターになりつつある選手。しかし、どちらもまだ前座~中堅クラスの選手。

メインカードでUFCデビューを飾るのは、7月のコンテンダーシリーズで勝利したばかりのジョー・パイファー。今年のコンテンダーシリーズ開幕戦では、アグレッシブな攻めから2RKO勝ち。他の試合がディフェンシブの試合が多かったことから、試合後のダナ・ホワイトが「UFCと契約したければパイファーのような試合をしろ」とまくしたてていた。なお、2年前にもコンテンダーシリーズに出場しているが、優勢に試合を進めていたところで、タックルでテイクダウンを奪われた際に腕をついて肘を脱臼して負傷TKO負けしている。

デビュー戦でいきなり今大会1番のフェイバリットになっているパイファーだが、相手のアメドフスキーがUFC0勝3敗というのも影響しているか。また、コンテンダーシリーズでパイファーを破ったダスティン・シュトルツフスも、UFCデビュー後は1勝4敗と苦しんでいる。

第1試合開始は18日朝5時。再来週はイベントがないため、今月最後のUFCとなる。速報します。

 

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