女子フライ級。
カザフスタンのアガポワはUFC2勝2敗。バックボーンはボクシング。UFCデビュー戦はチョークで一本勝ち。2戦目はMMA3勝4敗(UFC1勝3敗)のシャナ・ドブソン相手に圧倒的フェイバリットだったが、攻めが雑すぎて凌がれ、2Rに失速してパウンドでKO負け。オッズ1.08倍でのアップセット負けは、ロンダ vs. ホルムに並ぶアップセット決着だった。次戦はチョークで一本勝ちしたものの、前戦では元ATTの同門のマリーナ・モロズにテイクダウンからポジションを奪われ、最後は肩固めでタップアウト負け。
赤髪のロバートソンは女子フライ級がスタートしたTUF26の数少ない生き残り。UFC7勝5敗。UFCでも一本勝ちが5回あるフィニッシャー。しかし前戦はJJ・アルドリッチからテイクダウンを奪えない展開で、最後は引き込んで腕十字を狙ったものの、ディフェンスされて判定負け。
タックルに入ったロバートソンにアガポワギロチンで引き込む。外して立ち上がったロバートソン。シングルレッグ。片足でこらえるアガポワ。片膝を着いたが側頭部にブラウン肘連打。しつこく倒しに行くロバートソン。自ら後方に倒れ込んで引き込みながらバックを狙う。パンチで抵抗するアガポワだが、ロバートソンがバックに回りたすきでクラッチ。立って正対して離れるアガポワ。スーパーマンパンチ。サイドキックをボディに入れる。ワンツー。ロバートソンシングルレッグへ。アガポワ片足でこらえてパンチ・肘。かなり殴られ・肘ももらっているロバートソンだが残り40秒でテイクダウン。バックに回りチョークへ。正対しようとするアガポワに肩固め。まだ浅い。ホーン。
1Rアガポワ。
2R。アガポワバックブロー。ボディ。ロバートソン、スタンドではほぼ打撃を出さない。詰めて組んだ。ボディロックからテイクダウン。ハーフで押さえ込む。マウント。ハーフバックからチョーク。顎の上だが喉元に入った。パームトゥパーム。倒れ込んで仰向けで絞めるロバートソン。顔が変色しているアガポワ。落ちた!
ロバートソン、自身の持つ女子フライ級最多一本勝ち記録を更新する6度目のフィニッシュ。アガポワの打撃に苦しんだが、自分の庭のグラウンドに持ち込んだら強かった。