UFC on ESPN+70:オッズ/予想と展望

アレクサ・グラッソ 1.44
ヴィヴィアニ・アロージョ 2.90
カブ・スワンソン 2.75
ジョナサン・マルチネス 1.49
アスカル・アスカロフ 1.39
ブランドン・ロイヴァル 3.15
ジョーダン・ライト 2.70
ドゥスコ・トドロヴィッチ 1.50
ミーシャ・サークノフ 2.75
アロンゾ・メニフィールド 1.49
マーナ・マルティネス 1.67
ブランドン・デイヴィス 2.30
ハファエル・アスンサオ 4.20
ビクター・ヘンリー 1.26
ニック・マキシモ1.80
ジェイコブ・マルクーン 2.05
ジョアンダーソン・ブリート 1.28
ルーカス・アレクサンダー 3.95
ピエラ・ホドリゲス 1.61
サム・ヒューズ 2.40
平良達郎 1.41
C.J.ベルガラ 3.05
マイク・ジャクソン 6.00
ピート・ロドリゲス 1.15

現役修斗フライ級王者・平良達郎とDEEPバンタム級王者・ビクター・ヘンリーが登場するイベントのメインは、元パンクラス女王のヴィヴィアニ・アロージョが務める。

パンクラスではストロー級で戦っていたヴィヴィアニ。直前に決まったUFCデビュー戦では2階級上のバンタム級で出場し勝利したが、その後は1階級落としたフライ級を主戦場として、ここまで5勝2敗。2敗はいずれもバンタム級から落としてきた選手が相手で、やはりフライ級だと体格差に苦しむ場面がある。パンクラスでは三浦彩佳や藤野恵実をパンチでボコボコにして勝利しているが、UFCだと打撃ではそこまで優勢な場面を作れないものの、テイクダウンからのグラウンド勝負で勝利している。

グラッソも元ストロー級の選手。無敗でUFCと契約し、UFC2戦目でセミに抜擢されるなど期待されていたが、その試合で判定負けし、その後も勝ったり負けたり。その上体重オーバーもあり、フライ級に挙げると、そこから現在3連勝中。前回はジョアン・ウッドからチョークでキャリア初の一本勝ちし、グラウンドが強化されていることも証明した。

ランキング5位のグラッソは勝てばタイトル挑戦に大きく近づく。女子フライ級は絶対王者シェフチェンコが君臨しており、牙城を崩すのは難しそうだが…。ヴィヴィアニは勝ってランキングを上げても、挑戦までにもう1試合は必要か。

ヴィヴィアニ判定勝ち。

UFC2戦目となるヘンリーの相手は元トップランカーのアスンサオ。しかし現在4連敗中の40歳アスンサオはランク外に落ち、オッズも大きくアンダードッグ。前戦で当時ノーランカーのリッキー・シモンにKO負けしたことで、もうリリースか引退勧告と思われたが、まだ契約が残っていた。正直、ここまで落ちた選手にはもう這い上がってくるイメージはない。ヘンリーがベテランに引導を渡す一戦になりそう。

UFC2戦目の平良は今回も第2試合。相手のベルガラは初戦でマネル・ケイプにKO負けしたオデー・オズボーンに判定負け、5月の2戦目ではUFCデビュー戦のクレイドソン・ホドリゲスにスプリット判定勝ち。初戦が判定勝ちだったこともあり、まだ若い平良にはいきなり上位と組むのではなく、キャリアを積むマッチメイクになっている。前回はUFCでフルタイムを経験できたということが良かったという評価をされていたが、今回はインパクトある勝利を期待したい。

第1試合には、もっともUFCに場違いな男・マイク・ジャクソンがまさかのUFC4戦目を行う。もともと、CMパンクの対戦相手決定戦として行われたミッキー・ガル戦でプロキャリアなしでUFCデビューしたが、ガルに45秒一本負け。もうUFCからは用済みと思われたが、2年後に今度はCMパンクの対戦相手として抜擢され、判定勝ちも試合後にマリファナが検出されノーコンテストに。今度こそ最後と思われたが、37歳となった4年後の今年4月に突如アイルランドキック王者・ディーン・バリーのUFCデビュー戦の相手として再登場。キャリアの浅いバリーの咬ませ犬役と思われたが、打撃で圧倒された末に、バリーのアイポークで戦闘不能となり、反則勝ちでプロ初勝利を挙げた。なお、バリーはその1試合だけで即リリースされている。

今回の相手・ロドリゲスはローカル4戦すべてが1RKO勝利でUFCと契約したが、1月のデビュー戦では同じくUFCデビューのジャック・デラ・マダレナに打撃で打ち負けて1RKO負け。特にプッシュする選手でもない。ジャクソンも今更ながら普通のUFCファイターとしての扱いを受けることになったのか?

第1試合開始は16日朝5時から。平良の試合はだいたい5時半前後(プレリムが7試合あるので、前の試合の展開によっては若干早まる可能性あり)。速報します。

 

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