UFC on ESPN+73:第9試合・アンドレ・フィアリョ vs. ムスリム・サリコフ

ウェルター級。

今年1月にUFCデビューしたばかりで、前半だけで4戦したフィアリョ。UFC記録の年間5勝(タイ記録で計10人いる)の更新が期待されたが、6月のシンガポール大会で敗れてからは5ヶ月のブランク。まあこれでも早い方だが。パンチの重いストライカーだが、シンガポール大会では中堅の実力者・ジェイク・マシューズ相手に距離を詰めてもパンチwもらう展開でKO負け。

キング・オブ・カンフーの異名を持つ、散打世界選手権優勝経験のあるサリコフ。UFCデビュー戦はアレックス・ガルシアに一本負けしたが、そこから5連勝でランカーのりー・ジンリャンに挑戦。しかし散打の本場中国のジンリャンにパンチを効かされKO負けし、連勝がストップした。ただし、試合直前にビザの問題があり、取得のために対応する必要があって十分な調整ができなかったとのこと。38歳。散打ストらしいサイドキック・バックスピンキックを武器としている。

積極的に手を出すフィアリョ。飛び込んで左。ワンツー。距離を取り様子見しているサリコフ。ジャブを当てたフィアリョ。ワンツー。さらにパンチをヒット。サリコフバックスピンキックからシングルレッグへ。テイクダウン。フィアリョのガード。立ち際にパンチを入れたサリコフ。さらにボディにバックスピンキックをヒット。フィアリョ出てきた。首相撲に捕らえるサリコフにアッパー。左を打ち込む。ケージを背負ったサリコフ。押し込むフィアリョだがサリコフ入れ替える。膝を入れ離れたフィアリョ。ホーン。

1Rややサリコフ。

2R。フィアリョが出ていく。前蹴りで止めるサリコフだが詰められ下がる。またバックスピンキック。ジャブを入れたフィアリョ。サリコフのバックブローがヒット。動きが止まったフィアリョにパンチからバックスピンキック。フィアリョ立て直し出ていく。詰めたフィアリョだがサリコフのジャブ、前蹴りをもらう。飛び込んで右を入れたサリコフ。フィアリョぐらついた。出てきたフィアリョにパンチを打ち込むが、ふらついてそのままスリップダウン。上になったサリコフが強烈なパウンド。下からホールドしてなんとか凌いだ。サリコフもラッシュで疲れたのか、インサイドで休んでいる。肘・パウンドを入れるサリコフ。残りわずかでさらにパウンド。ホーン。

2Rサリコフ。

3R。サリコフ左ハイ。ケージを背負ったフィアリョにバックスピンキック。ボディにヒットし、一瞬しゃがみ込んだフィアリョ。すぐ立ったがコンダは頭部にバックスピンキック。動きが止まり、追撃のパンチを入れたところで、レフェリーは続行不能と判断し止めた。

ダウンはしていなかったが、最後は防戦一方で、勝負あったと見られても仕方がないか。サリコフ復活勝利。

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